フクモモの健康のためには何を与えたらいいんだろう?人間だとハチミツが健康食品だよなぁ。フクモモにもハチミツいっぱいあげようかな!
ちょっとまって!ハチミツよりも「ビーポーレン」がオススメですよー。
- 本記事の内容
- ビーポーレンとは?
- ビーポーレン 成分
- ビーポーレン 与え方
- ビーポーレン 食いつき具合
- ビーポーレン 購入方法
今回はフクロモモンガの滋養強壮におすすめ:ビーポーレンを徹底解説。
「スーパーフード」「天然サプリメント」などと呼ばれているビーポーレン。
人間が食べるサプリメントとしても人気があり、フクモモ界隈でもかなり評価が高いんですよ。
本記事ではこのビーポーレンの正体・成分・食いつき具合について詳しく説明していきます。
フクモモにビーポーレンを与えてみたい方はぜひ見ていってください。
- ビーポーレンはこんな時におすすめ!
- 最近フクモモの元気がない
- 毛並みがあまり良くない
- 食生活の栄養バランスが気になる
初心者必見!エサの知識をまとめました
ビーポーレンとは?
ビーポーレンは「ミツバチが集めた花粉」
ビーポーレンの正体は、ミツバチが集めた花粉を粒状に固めたものです。
ビーはハチ(Bee)、ポーレンは花粉(Pollen)をそれぞれ意味しています。
フクモモ用ペレットにビーポーレンが配合されているものもあるんですよ。
これは僕が最近購入したビーポーレンです。
黄色い花粉が粒状に固まっているのが見えますか?
一粒あたりの大きさは2〜3mmで、本当に小さいです。
実際に舐めてみると、ほのかな甘みを感じます。
袋詰めのタイプの他にも、瓶に入っているタイプもあります。
ミツバチの足に花粉がくっついて固まっていく
ビーポーレンはミツバチが集めた花粉のこと。
「ミツバチが集めるものって花の蜜だけじゃないの?」と思っている方もいると思いますが、実は花粉も集めているんですよ。
ではここで、ビーポーレンがどのように作られていくのかを詳しく説明します。
ビーポーレンの成分を理解するのに役立つ情報なので、少しお付き合いください。
こちらの図がミツバチの働きを簡単に表したものです。
植物は光合成を行って太陽光を糖質に変え、その一部を花の蜜として分泌します。
ミツバチはその蜜を取りに来るんですが、花粉も一緒に取るんですね。
花の蜜は、ミツバチの蜜胃(一時的に花の蜜を蓄える器官)に蓄えられます。
一方で花粉は、ミツバチの後ろ足に付着したものを唾液でダンゴ状に練られてくっついたまま運ばれるんですよ。
このダンゴ状の花粉が、ビーポーレンという訳です。
- 花の蜜→ミツバチの蜜胃に貯蔵される(ハチミツ)
- 花粉→ミツバチの足に付着する(ビーポーレン)
その後、花の蜜と花粉を巣に持ち帰ったミツバチは、巣の穴にそれぞれを蓄えます。
そして蓄えられた花の蜜はハチミツとなり、花粉はハチパン(ビーブレッド)と呼ばれるものになるんです。
巣に保管された花粉は、表に蜂蜜を塗ることで保温性が高い環境下にあるため、乳酸菌などの作用で発酵していき、ハチパンとなります。
ミツバチはこの蜂蜜とハチパンの2つだけを栄養源として生きているんですよ。
ビーポーレン 成分
ビーポーレンの最大の特徴、実はこの成分なんです。
なんと100種類近くの栄養成分がバランス良く配合されているんですよ!
ではこの成分について、詳しく見ていきましょう。
ビーポーレンは天然のサプリメント!
一般社団法人 日本養蜂協会HPより引用
上のグラフは、ハチミツとビーポーレンの成分を比較したものです。
このブラフからわかることは大きく2つ。
- ハチミツはエネルギー源として使われる
- ビーポーレンは健康補助として使われる
ハチミツは、成分のほとんどが糖質でできていますね。
糖質はミツバチにとってはエネルギー源となります。
ちなみにここは余談ですが、蜂蜜の糖類は、単糖類(ブドウ糖と果糖)です。
糖質には単糖類の他にも二糖類・多糖類がありますが、単糖類は文字通り「これ以上分解できない糖質」なので体内で分解する必要がない、つまりエネルギーとしてすぐに使うことができるんです。
ハチミツはミツバチの長距離飛行を支える大切なエネルギー源なんですね。
一方でビーポーレンはというと、糖質の他にもタンパク質・ミネラル・ビタミンなどが配合されています。
あくまで参考ですが、23種類のアミノ酸・27種類のミネラル・16種類のビタミン・21種類の脂質・5種類の糖質・その他30種類以上…など100種類近くの成分が配合されているらしいんです。
アミノ酸については、フクモモ用サプリメント:ネクトンの記事でも解説しました。
動物の身体を形成するタンパク質、これの元となるのがアミノ酸ですね。
アミノ酸の種類を豊富に含んでいるということは、すなわち身体の健康をサポートすることに繋がります。
つまりビーポーレンを摂取することで、フクモモの健康をサポートすることができるんです。
- 最近フクモモの元気がない
- 毛並みがあまり良くない
- 食生活の栄養バランスが気になる
上記のようなときには、ビーポーレンが役に立ちますよ。
ビーポーレンの凄さが伝わりましたでしょうか?
ビーポーレンは人間用と小動物用がある?
ちなみに、ビーポーレンはスーパーフードとして人間も食べるように商品化されています。
しかし、ハチが集めた花粉をそのまま商品にしている訳ではありません。
実は天然の花粉は「スポロポレニン」という強固な殻があるため、人間が摂取しても十分に消化することができず、その豊富な成分を取り込むことができないんです。
だから、市販の人間用ビーポーレンは人間の消化機能でも花粉の栄養を十分に吸収できるように、花粉の細胞壁を粉砕して固め直しているんですよ。
フクロモモンガは野生下でも、ユーカリやアカシアの樹液や花粉を摂取すると言われています。
おそらくフクモモは花粉の細胞壁を自分で消化することができているんでしょうね。
- 人間:天然の花粉を加工する必要あり(細胞壁を粉砕)
- フクモモ:天然の花粉をそのまま摂取可能
真偽は確実ではなく、これは僕の推測ですので、ご参考まで。
以上がビーポーレンの成分についての解説でした。
ビーポーレン 与え方
ビーポーレンの与え方には諸説あるため、明確に言うことが難しいです。
我が家の場合では2日に1回、1匹あたり数粒(1つまみ分)をペレットや野菜などに振りかけて与えています。
特に、大量に与えないようにしています。
その理由は以下の2つ。
- ビーポーレンを大量に与えない方がいい理由
- 嗜好性が高いから
- 少量で十分だから
順番に説明していきますね。
嗜好性が高いことに注意しよう
ビーポーレンを大量に与えてはいけない理由の1点目は、嗜好性が高いから。
のちほどフクモモの食いつき具合を実際にご紹介しますが、ビーポーレンはかなり食いつき良いんですよ。
人によってはおやつとして与えている場合もあります。
僕はおやつのようなものを大量に与えたくはないので、補助程度に少量としています。
少量で十分なことを理解しよう
ビーポーレンを大量に与えてはいけない理由の2点目は、少量で十分だから。
ビーポーレンは薬ではないので摂取上限量はありませんが、物には適量というものがあります。
例えば人間用のビーポーレンの1日あたりの摂取量は、たったのティースプーン一杯 約5g程度。
これをフクモモサイズで考えれば数粒で十分すぎるかなというのが、個人的な意見です。
あくまで僕の考え方なので、ご参考まで。
ビーポーレン 食いつい具合
ビーポーレンは嗜好性が高く、食いつきはとても良いです。
実際に我が家のフクモモに与えたときの様子をぜひ見ていただきたいです。
ビーポーレン 購入方法
最近僕は店舗で購入したのですが、大体100gで2000円くらいだったと思います。
一回あたりに与える量は少ないので、飼育数2~3匹程度であれば数カ月はもちます。
ただし初めてフクモモに与えようとしているのであれば、まずは少量サイズの購入をオススメします。
ネットではビーポーレンを25gで売っているので、興味あればチェックしてみてください。
さいごに
以上、フクロモモンガの天然サプリメント:ビーポーレンについて詳しく解説しました。
ビーポーレンに興味がでた方、今までビーポーレンが何なのかを知らずに買って与えていた方々の参考になれば嬉しいです。
それでは、良いフクモモライフを~!