わふわの毛並みと大きな瞳、小さな身体が可愛いフクロモモンガ。
仕草が愛らしく、よく懐いてくれるのでペットとして人気があります。
ただ、フクロモモンガを飼うのは大変!そして飼い方の情報が少ない…
そこでフクロモモンガを飼いたいと思った方にまず知ってほしいことを4ステップでまとめました。
これを読んで安心安全なフクモモライフをスタートしましょう!
フクロモモンガの生態
フクロモモンガはカンガルーやコアラと同じ「有袋類」の動物で、お腹の袋の中で子育てをします。
そんなフクロモモンガの生態について、お迎え前に知っておくべきことをご紹介します。
体のパーツは機能的
フクロモモンガで特徴的なのが大きな目と飛膜、そしてお腹の袋です。
大きくてクリッとした瞳は、愛らしさの象徴ですよね。
夜行性なので薄暗い中でも周囲を見ることができます。
ただ可愛いだけでなくて、とっても機能的なんです!
モモンガといえば!の飛膜は、その名の通り薄い膜状で前足〜後足と、後ろ足〜尻尾の付け根についています。
シュバ!と広げることで、グライダーのように滑空できます。
お腹の袋はメスにだけあり、“育児のう“と呼ばれています。
カンガルーのように、赤ちゃんをお腹の中に入れて育てます。
その他にも、フクロモモンガには魅力的なパーツがたくさん!この記事に特徴的なパーツ働きをまとめたので最初に勉強しましょう。
カラーの種類は20種類以上!
フクロモモンガのカラーは細かいものも合わせると20種類以上!
覚えきれませんよね…
有名な基本カラーはこの7種類です。
- ノーマル
- ホワイトフェイス
- モザイク
- リューシ
- プラチナ
- アルビノ
- クリミノ
毛色や目の色、模様で分けられます。
種類分けは複雑で、初心者さんだと最初はどの子がなんという種類なのか、判別がつかないと思います。
この記事に各カラーの定義と特徴を特徴をまとめているので、まずは自分の好みがなんというカラーの子なのか学んでみましょう。
コミュニケーションできる
フクロモモンガは鳴き声やボディランゲージで、感情を表現します。
鳴き声や行動の意味を知っておけば、フクロモモンガとコミュニケーションもできます。
ただ、フクロモモンガは必ず懐く!とは限りません。
どんなに頑張っても懐かないのは「自分のせい」「フクモモのせい」だと、落ち込んだりイライラしたりしないように。
個体差がある事を理解しておきましょう。
我が家でもチャナ♀はめちゃ懐いてますが、ジゲン♂は触ると嫌がって逃げることが多いです(笑)
寿命は約10年
寿命は個体差がありますが、約10年と小動物にしては長いです。
一緒に楽しく生活する時間を長くもつことができます。
でも一方で、小さな命に最後まで寄り添う責任が大きくなることを忘れてはいけません。
フクモモは健康に、幸せに生きられるためのサポートを知っておきましょう。
独特な臭いがある
フクモモは習性として、臭腺からの分泌物や尿をいろいろな場所につけるのが大好きです。
この臭い、人によってはかなり苦手らしいです。
飼い始めてから「こんなはずじゃなかった…!」とならないように、臭いの程度は理解しておきましょう。
フクロモモンガのお世話でやること
ここからは、フクロモモンガを飼う上で必要なお世話を具体的に紹介していきます。
食事・エサを与える
フクロモモンガって何を食べるの?と思いますよね。
メインはペレット(カリカリとしたペットフード)ですが、他にも野菜や果物、昆虫も食べます!
与え方や量にも注意など、知っておくべきことはたくさん。
詳しくはこの記事で説明しているので、しっかり読んで確認しましょう。
遊びで身体を動かす
ケージ内で一人で遊んだり、ケージから出して飼い主と遊んだり、遊びにもバリエーションがあります。
フクロモモンガは夜行性なので夕方以降に活発になります。
そのタイミングで遊びの時間を作れるようにしましょう。
フクロモモンガとの遊び方やおもちゃについて、この記事で紹介しています。
ケージの掃除
フクロモモンガのケージや糞尿やエサの食べかすで結構汚れます。
放置しておくと悪臭やフクモモ自身の健康被害の心配も…
どこをどのくらいの頻度で、どのように掃除すればいいかをこの記事で解説しています。
健康チェック
フクロモモンガが病気やけがを負っていないか、毎日のチェックも飼い主の責任です。
サインを早く見つけることで、治療や生活習慣の改善など、すぐに動き出せます。
日々のお世話の中でどの部分をどのタイミングで見ているか、僕のルーティンをこの記事で紹介しているので、ご自身の生活とすり合わせて、どう見ていくのか考えてみてください。
爪切り
フクロモモンガのお世話で大変なのが爪切り。
毎日は必要ありませんが、最低でも2週間に1回程度は爪切りしなければいけません。
自分で爪を切るのか、病院やショップで切るのか、自分で切る場合のやり方や必要な物は何なのか、この記事でしっかり勉強して臨みましょう。
フクロモモンガに必要な飼育グッズ
お世話のやり方が分かったら、必要な飼育用品を準備しましょう。
ここでは初めに揃えてほしい、最低限必要なものをまとめました。
ケージ
フクロモモンガが生活するためのケージは必ず用意しましょう。
フクロモモンガは飛びまわって身体を動かすのが好きなので、高さのあるフクモモ専用ケージを選びましょう。
ケージは大きく分けて金網製・アクリル製・ガラス製の3種類です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の生活に何が合うのか?をよく考えて選びましょう。
3種類のケージの特徴や選び方のポイントはこの記事にまとめています。
ケージ内グッズ
ケージを選んだら、中に置くグッズも選んでいきましょう。
フクモモのケージ内グッズは色々販売されていますが、まず用意してほしいのはこの4つ。
- 寝床・ポーチ
- 止まり木・ステージ・おもちゃ
- 食器・給水ボトル
- 床材
それぞれの選び方・おすすめはこの記事で紹介しています。
ペレット
フクモモへのエサの与え方でも説明した通り、主な食事はペレットです。
とはいえペレットも種類がたくさんあり、何を買っていいか迷いますよね。
初心者にまずおすすめなのはフクロモモンガフードです。
栄養バランス・食いつきがいいのに加えて、お手頃価格&インターネットで簡単に購入できます。
フクロモモンガは飽きっぽいので、複数種類のペレットをローテーションしながら与えるのがおすすめ。
我が家のフクモモ4匹の食いつき具合や栄養成分表示から評価した、ペレットのおすすめランキングを参考に選ぶことをおすすめします。
臭い対策グッズ
フクロモモンガの臭いの程度について解説した通り、フクモモの臭い問題に悩む方が多いです。
部屋全体を消臭する脱臭機、掃除で使える消臭スプレーなど、臭い対策グッズを準備しておくと安心です。
臭い対策商品を使った臭いの消し方をこの記事で紹介しています。
爪切りグッズ
爪切りのやり方を解説しましたが、使いやすさ爪切りや爪とぎ商品を使うことで、爪切りのハードル・頻度がグッと下がります。
代表的な3種類の爪切りと、様々な形の爪とぎパーチのメリット・デメリットをこの記事にまとめているので、ここから爪切り・爪とぎパーチを選んで用意しましょう。
いざ、フクロモモンガをお迎えしよう!
フクモモの生態・お世話について学んで、必要なお世話グッズを用意できたらいよいよフクロモモンガをお迎えしましょう!
フクロモモンガをお迎えする方法は主にこの3つ。
- ブリーダー
- ショップ
- 展示即売会
種類やアフターサービス、コスト、時期を選べるか、などそれぞれ特徴が異なります。
この記事で3つのお迎え方法のメリット・デメリットをまとめているので、どの方法でお迎えするのか考えましょう。
ご自宅の近くにあるブリーダー・ショップはこちらから探せます。
実際にお迎えした方の口コミレビューつきです!
そして気になるのがお値段ですよね。
フクモモ成体の値段はカラーや購入時期、購入場所で大きく異なります。
なので一言で○○円!!!とは言えませんが、僕の経験談(ノーマル♂・クリミノ♀)を記事にまとめました。
ざっくりとした目安程度にご覧ください。
フクモモ飼育に関する質問ありましたら、下記のお問合せからご連絡ください。
- いち飼育者としての個人的な見解をお答えします。あくまでご参考まで。
- 回答に時間がかかる場合もあります。ご了承ください。
- TwitterのDMでも対応可能です。(@30fukumomo)