フクロモモンガの爪切りって面倒臭いよね。市販の爪とぎバーを試しに設置しているけど、あまり効果を実感できないや。爪切りしないくて済むようなグッズがあればいいのになぁ…
こんなお悩みを解決します。
- 本記事の内容
のびも15の爪とぎバー「爪将軍」の特徴と効果
- この記事を書いた人
フクロモモンガの爪切り頻度を減らすアイテムとして有名な、爪研ぎバー。
僕は過去記事にて、一般的な爪研ぎバーでフクモモの爪切り頻度が実際に減ることを実証しました。
上記に続き、今回はのびも15さん爪研ぎバー「爪将軍」で爪切り頻度がどの程度減るかを半年かけて徹底検証したので、詳しく紹介します。
また、一般的な爪研ぎバーとの違い、購入前に知っておくべき注意点も説明します。
本記事は以下該当する方には非常に参考となる内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
- 本記事が参考になる方
- フクモモの爪切りが苦手な方
- 病院やショップでお金を払って爪切りしてもらったりしてる方
- 爪将軍の効果に疑問を持っている方
結論:全フクモモ飼育者におすすめしたい!
本記事の結論から述べます。
僕が爪将軍を半年かけて徹底検証してわかったことは、以下2つ。
- 本記事の結論
- 爪将軍の効果…爪切り回数を1/5〜1/10に減らすことができる
- 爪将軍のおすすめ設置数…アクリルケージなら2本、金網ケージなら3本以上
一言でいえば、めっちゃオススメです!!!
別記事で紹介した通り、今まで買ったフクモモグッズの中で便利だったものTOP5に入ります。
なぜ僕がここまでおすすめできるのか、理由を詳しく説明していきますね。
爪将軍の特徴
まず爪将軍の材質・サイズ・お値段について、一般的な爪研ぎバーと比較しながら説明します。
- 爪とぎバー 比較対象
- ももんがもんもん共和国「爪とぎバー バット型」
- のびも15「爪将軍」
爪将軍の材質はステンレス製
見た目からわかる通り、材質が全く異なります。
ももんがもんもん共和国「爪とぎバー バット型」は、木の棒に砂のようなざらざらしたものを付着させた仕様です。
このざらざらにフクモモが捕まることで、爪の先端が削られていき、爪切り頻度が減るというわけですね。
一方で、爪将軍はステンレス製です。
表面のざらざらは非常に目が細かく、カメラではなかなか見えにくい程です。
しかし指で触れると適度なざらざらを感じることができます。
爪将軍の方がざらざら感は強いと感じました。
爪将軍のサイズは通常品と同じ
ももんがもんもん共和国「爪とぎバー バット型」はバット型なので先端に行くほど太くなっており、直径2.5〜3.5mm・長さ18cmですね。
一方で爪将軍はストレート型なので、先端まで太さは変わらず、直径2.5cm・長さ18cmです。
同サイズと言っていいでしょう。
爪将軍の値段はちょっと高め
お値段はかなり違います。
ももんがもんもん共和国「爪とぎバー バット型」は1本あたり1500円くらいに対して、爪将軍は1本あたり2000円〜2800円くらいです。
爪将軍まとめて買うと1本あたりの値段は安くなるので値段がバラついてますね。
いずれにしても、爪将軍はステンレス製ということもあって値段が高いです。
通常品と比べて1.3〜1.9倍くらいしますね。
ちなみにのびも15のHPでは、「爪切りの頻度を減らすのではなく、爪切りを0にする」、つまり爪切りが必要なくなると謳われています。
果たして本当に爪切りが不要になる程の効果があるのでしょうか?
爪将軍で爪切りの頻度が減るのか?
今回は半年間かけて爪将軍で爪切りするまでの日数をどれだけ伸ばすことができるのか?について徹底的に検証しました。
爪将軍の効果 検証方法
まずは検証方法について説明します。
基本的には別の爪とぎバーで検証した方法と同じですが、変更した部分もあるので簡単に説明しますね。
- 爪将軍の効果 検証方法
- アクリルケージと金網ケージの2種類を使用
- 爪とぎバー無しの場合、通常の爪とぎバーを設置した場合、爪将軍を設置した場合で検証
- 通常の爪とぎバーや爪将軍は、1本、2本、3本と設置数を増やしていく
こういった検証条件を元に、爪を切ってから次に爪を切るまでの日数をA,Bの2段階に分けて記録しました。
Aは爪を切った日から「少し爪が気になるなぁ…」と感じるまでの日数、
Bは爪を切った日から「爪痛い!そろそろ爪切らなきゃ!」と感じるまでの日数を指します。
A,Bの数値が大きければ大きいほど、爪を切るまでの日数が伸びた、つまり爪切り回数を減らす効果があったということになります。
爪将軍の効果 検証結果
果たして爪将軍にはどれくらいの効果があったのか?
検証結果を順番に見ていきましょう。
アクリルケージでの場合
我が家のフクモモ:ジゲンくんで検証した、アクリルケージで爪切りタイミングAとBを比較したグラフです。
オレンジ色が爪とぎバー無し、青色が通常品の爪とぎバー、緑色が爪将軍を指します。
まず爪とぎバー無しだとAが9日、Bが11日でした。
つまり、爪切りが1〜2週間に1回必要、という結果です。
通常品の爪とぎバーではAが15日、Bが23日ですね。2本使うとBが28日まで伸びます。
つまり通常品1本で爪切りが2〜3週間に1回程度、2本で1ヶ月に1回程度だという結果です。
では爪将軍ではどうかというと、なんとAは51日、Bは98日です。
つまり爪将軍1本あれば、爪切りを3ヶ月に1回程度にできるというわけですね。
爪将軍を2本使った場合は、Aが126日、Bは検証途中で時間が足りなくてまだ結果は出ていないのですが、この調子で行くと約半年になると推定できます。
1本だけでもこの効果…すごくないですか?
このグラフは、A/Bそれぞれのタイミングで爪を切った場合、1年間で何回爪を切ることになるか比較したものです。
爪とぎバー無しの場合は年間30〜40回ほど爪切りが必要です。
通常品の爪とぎバーがあれば16〜25回、2本使えば最高で13回まで爪切り頻度を減らすことができます。
そして爪将軍を見ると、なんと年間4回〜7回、2本使ったら2〜3回で済む計算になります。
年間の爪切り作業30〜40回を、爪将軍が2〜3回に減らすことができるのです!
ざっくり1/10にしてくれるんですよ、これ本当凄すぎませんかね?
金網ケージでの場合
我が家のフクモモ:チャナちゃんで検証した、金網ケージで爪切りタイミングAとBを比較したグラフです。
爪とぎバー無しだと、Aは8日、Bは12日ですね。
爪切り頻度は1〜2週間に1回程度です。
通常品の爪とぎバー1本では、Aが11日、Bが16日と少し効果が見られます。
3本設置設置すると、Aが21日、Bが29日まで伸びました。
3本設置すれば、爪切りの頻度は月1回程度になります。
そして爪将軍を1本設置した場合ですが、Aが20日、Bが25日です。
通常の爪とぎバー3本分と同等の効果がありそうですね。
爪将軍を3本設置すれば、Aが41日、Bが63日になりました。
爪切りの頻度は2ヶ月に1回程度。
アクリルケージでの結果と比べると見劣りしますが、通常品の爪とぎバーより効果があることは間違いないありませんね。
1年間で何回爪を切ることになるか比較したグラフも見てみましょう。
爪とぎバー無しの場合は、31〜44回。
通常品の爪とぎバーを設置した場合は、1本だと22〜35回、3本だと13〜17回となります。
そして爪将軍を設置した場合は、1本だと15〜18回、3本だと6〜9回。
圧倒的な効果があると分かりますね。
年間の爪切り作業31〜41回を、爪将軍があれば6〜9回に減らすことができるのです。
ざっくり1/5にしてくれました!
検証結果まとめ:爪将軍の効果は本物だった
我が家での検証結果をまとめると、以下の通り。
- 爪将軍の効果…爪切り回数を1/5〜1/10に減らすことができる
- 爪将軍のおすすめ設置数…アクリルケージなら2本、金網ケージなら3本以上
のびも15さんが謳っていたように「爪切り回数が0」とまではいかず…
しかし、爪切りの頻度は圧倒的に減らすことができました。
爪将軍はめちゃくちゃ画期的な商品であることが証明されました!
注意点・どんな方におすすめ?
この商品の注意点については、個人的には特にないと思います。
ただあえて言うと、材質がステンレスで表面のざらつきも通常品より強いので、「フクモモの足が傷ついてしまうんではないか?」と心配になる方がいるかもしれません。
そういった方は、まずは通常品の爪とぎバーを試してみてください。
その後フクモモが慣れたと感じたら、爪将軍を試すといいでしょう。
ちなみに我が家の子達は爪将軍を使って、体が傷ついた・血が出た、などは発生していません。
個人的にはリスクないかと考えていますが、心配な方は通常品から試すことをおすすめします。
Q&A
さいごに
今回はのびも15さんの爪とぎバー:爪将軍の特徴と効果を徹底レビューしました。
もし爪将軍に興味が出た方は、のびもさんの通販リンク貼っておくので、ぜひみに行ってみてくださいね。
それでは良いフクモモライフを!
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