
フクロモモンガを2〜3匹飼育しようと思っているんだけど、ケージって何を選べば良いんだろう… そもそも、どんな種類があってどんな特徴があるかをよくわかっていないんだよなぁ。



そんなお悩み、僕が解決しましょう!
- 本記事の内容
- フクロモモンガのケージ 選び方の基準
- フクロモモンガのケージ 種類と特徴
- フクロモモンガのケージ まとめ
- 本記事の信頼性


フクロモモンガのケージ選びって難しいですよね。
僕も選ぶのに苦労したし、実際に今まで色々な種類のケージを実際に購入して使ってきました。
購入前に色々なサイトで下調べしましたが、「えっ、これって思ったより不便!」「もっと情報整理をすればよかった…」ってことが沢山あって困ったんですよね。
そこで本記事では、フクロモモンガのケージについて、選び方・種類・特徴をわかりやすく解説します。
最後に、「各ケージがどんな方に向いているか」を僕なりにまとめたので、良かったら参考にしてください。



サクッと読んで、フクロモモンガのケージについて理解しちゃいましょう。
結論:迷ったら金網ケージがおすすめ
まず結論から。
金網ケージかアクリルケージがおすすめだが、迷ったら金網ケージにしよう!
結論としては金網ケージが使いやすいと思います。
ただし使用環境や目的によっては他ケージの方が適していることもあるので、本記事を参考にしてケージ選びをしてください。
ケージ選びの基準


ケージの種類を知る前に、まずはケージに求めるべき機能をしっかりと把握しましょう。
これを把握しないでケージを購入すると1週間もたたないうちに後悔することになりますよ。
ケージの機能には大きく2つ視点があります。
- フクモモ視点
- 飼い主視点
さらに細かく見ると、下記14項目(①~⑭)あると考えます。
- ケージ選びの基準 14項目
5項目
<動きやすさ>
- スペース
- 回遊性
- 拡張性
<過ごしやすさ>
- 通気性
- 保温性
9項目
<耐久性>
- 傷
- 破損
- 錆
<毎日の手入れ>
- ケージ内
- ケージ底
- ケージ外
- ケージ重量
<その他>
- 外観
- 費用
それでは、一つずつ見ていきましょう。
フクモモ視点
動きやすさ
フクモモは夜行性で、夜になると非常に活発になります。
ケージ内が動きにくいと、運動不足による夜鳴きや肥満の原因に。
そこで以下3点を確認しましょう。
- スペース
ケージ内で運動/食事をするために、十分なスペースが確保できるか - 回遊性
側面や天井をフクモモが移動できるか(フクモモが掴まる箇所があるか) - 拡張性
ステップや回し車などの小物をケージに設置することができるか
過ごしやすさ
フクモモが生涯の大半を過ごすケージ。
過ごしやすい環境を作ってあげることが、とても大切です。
そこで以下2点を確認しましょう。
- 通気性
ケージ内の換気がしっかりとできるか - 保温性
ケージ内の温度がしっかりと保てるか
飼い主視点
耐久性
愛するフクモモの住み家だから、できるだけ長く使えるものを選びたい…
そこで以下3点を確認しましょう。
- 傷
ケージの表面や底などに傷がつきやすいか - 破損
ケージが割れたり欠けたりしやすいか - 錆
ケージが水などで錆びやすくはないか
お手入れ
排泄物や食べかすの掃除は、ケージを清潔に保つために必要不可欠。
そこで以下4点を確認しましょう。
- ケージ内
ケージ内部の汚れを拭きとりやすいか - ケージ底
ケージに溜まった糞尿を捨てやすいか - ケージ外
ケージの周辺をどれだけ汚しやすいか - 重量
ケージを丸洗いする際に動かしやすいか
その他
他、必須条件ではありませんが、気になるポイントを2つあげておきます。
- 外観
ケージの中がよく見えるか - 費用
リーズナブルか



この14項目を基準として、各ケージを評価していきます。
ケージの種類と特徴
ケージには大きく3つの種類があります。
- ケージの種類
A. 金網ケージ
B. アクリルケージ
C. ガラスケージ
この3つのケージについて、先ほど紹介した基準①~⑭を元に評価していきます。
A. 金網ケージ


僕が以前使っていた金網ケージはこちら。
三晃商会(SANKO/サンコー)製:イージーホーム37ハイ
このケージを評価するとこんな感じです。
- 金網ケージの特徴
フクモモ視点
- スペース:〇
サイズはW380×D430×H610mm。居住スペースとしては十分です。 - 回遊性:◎
外周や天井が金網になっているので、簡単に移動できます。 - 拡張性:◎
回し車やステップ、暖房器具など、金網の隙間に簡単に引っ掛けることができます。
飼い主視点
- 傷:◎
金網自体は傷つきにくく、隙間も多いので見栄えが変わることはほとんどないです。 - 破損:〇
1年以上使いましたが、特に破損なし。普通に使っていれば問題ないでしょう。ただし引き出し部はプラスチックになっており、衝撃には弱いです。 - 錆:△
定期的にケージを水で丸洗いすると金網は多少錆びてしまいます。このケージの金網は白くコーティングが施されているので、錆はあまり出ません!錆が少しでも気にする方のためにステンレス製のケージもありますが、値段が1.8倍くらいUPします笑
B. アクリルケージ


僕が今使用中のアクリルケージはこちら。
ジェックス(GEX)製:アクリルルーム390high
このケージを評価するとこんな感じです。
- アクリルケージの特徴
フクモモ視点
- スペース:〇
サイズはW 400×D 330×H 710mm。居住スペースとしては十分でした。 - 回遊性:△
アクリルケージには孔が空いてますが、移動用の孔ではないので、金網ケージよりは移動しにくいです。 - 拡張性:◎
付属の拡張パーツを使用することで、回し車やステップ、暖房器具など、ケージ内に設置することができます。
飼い主視点
- 傷:〇
使用していると、アクリル表面にはひっかき傷が若干つきます。見栄えが変わる程度ではないので個人的には全く気になりませんが、傷が若干つくということで〇判定に。 - 破損:◎
2年以上は使用しており、たまにぶつけたりもしますが、破損した箇所は一切ありません。普通に使っていれば問題ないでしょう。 - 錆:◎
アクリルケージは金属不使用なので、錆びることがありません。気軽に水で丸洗いすることができます。
C. ガラスケージ
引用元:株式会社三晃商会パンテオンWH4045
僕が以前使っていたガラスケージはこちら。
三晃商会(SANKO/サンコー)製 :パンテオン WH4045
このケージを評価するとこんな感じです。
- ガラスケージの特徴
フクモモ視点
- スペース:〇
サイズはW 405×D 355×H 450mm。居住スペースとしては十分でした。 - 回遊性:✖
一部メッシュ網の箇所はありますが、ほぼ全面ガラス張りで孔がないです。フクモモが掴む場所もないので、ケージ自体の回遊性はありません。 - 拡張性:✖
ガラス面に小物を取り付けられないので拡張性はあまりないです。金網を壁として変更できますが、それなら金網ケージ使えばいいかな…
飼い主視点
- 傷:◎
ガラスなので、傷にはとても強い!友達に借りて半年程使いましたが、傷一つできませんでした。 - 破損:✖
ガラスなので、割れやすい!少しの高さから誤って落としたら、一発アウトだと思います。 - 錆:◎
ケージの骨組みは金属ですが、分解してガラスのみ洗えるので、錆びることはありません。
まとめ


各ケージの特徴比較表
紹介した3つのケージの特徴を、表にまとめて比較しました。
A. 金網, B. アクリル , C. ガラスケージ
A | B | C | |
1.スペース | |||
2.回遊性 | |||
3.拡張性 | |||
4.通気性 | |||
5.保温性 | |||
6.傷 | |||
7.破損 | |||
8.錆 | |||
9.ケージ内 | |||
10.ケージ底 | |||
11.ケージ外 | |||
12.重量 | |||
13.外観 | |||
14.費用 |
フクモモ視点だと、A.金網とB.アクリルが優れていますね。
一方で飼い主視点では、耐久性/お手入れ/その他、どれを重要視するかで、最適なケージが変わってきます。
おすすめのケージは?
迷ったらまずは金網



比較表を見ても、まだ必要な機能があまりピンとこない…
その場合は金網ケージを選びましょう。
フクモモ視点で非常に優れたケージで、かつ費用が一番かからないからです。
耐久性/お手入れ重視はアクリル



傷や破損に強くて、お手入れが簡単なのがいいなぁ!
そんな方は、値段は最も高いですが、間違いなくアクリルケージ
僕も耐久性/お手入れ重視でアクリルケージを3年以上使い続けてます。
他ケージに買い替えたいと思ったことは特にないですよ。
見栄え重視はガラス



なにより見栄えが大事!見えやすさ「命」!
そんな方は、ガラスケージを選ぶのがいいでしょう。
ガラスケージは傷に強く、ケージ内の様子が良く見えます。
ただしレイアウト制約やガラス割れ、ケージ底の掃除しにくさがデメリットとしてあることに注意!
さいごに
今回はフクロモモンガのケージについて、選び方・種類・特徴をご紹介しました。
フクモモ飼育に関する質問ありましたら、下記のお問合せからご連絡ください。
- いち飼育者としての個人的な見解をお答えします。あくまでご参考まで。
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