我が家のフクモモが最近元気ないんです・・
生き餌を試してみませんか?特に「ハニーワーム」がおすすめですよ。
みなさんはフクロモモンガに生き餌を与えた事がありますか?
今回のテーマは、フクロモモンガを元気にしたいなら生き餌;ハニーワームを与えてみようです。
ハニーワームのおすすめ理由と食いつき具合の様子、与える時の注意点をご紹介します。
- ハニーワームはこんな時におすすめ!
- 最近フクモモの調子が悪くて食欲がない
- 妊娠中あるいは出産直後のメスモモンガに栄養のあるものをあげたい
生餌与えてみたいけど触るの怖いからやだなーとか、気持ち悪いから家に置きたくないーって方いらっしゃいますよね。
本記事がそんな方の背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
初心者必見!エサの知識をまとめました
生き餌をオススメする理由
フクモモを元気にしたいときに、僕が生き餌をオススメする理由は2つ。
- 生き餌をオススメする理由
- めちゃくちゃ喜んで食べてくれるから
- エネルギー源が豊富だから
理由①:生き餌はフクモモの大好物!
まず一つ目の理由は、生餌はフクモモの大好物だから。
我が家の場合だと、ペレットとかペーストフード、おやつと比較しても、食いつきが異常なほど良いんですよ。
ウネウネと動いている様子が、食欲をそそるみたいです。
奪い取るように掴んで、クプクプ言いながらむしゃぶりつくんですよ。
生餌を食べる瞬間は、野生にかえっていると思います(笑)
理由②:生き餌はエネルギーが豊富!
2つ目の理由は、タンパク質と脂質が豊富だから。
細かい成分はあとで参考例を出すので割愛しますが、基本的に生餌はタンパク質と脂質が豊富です。
タンパク質は筋肉や皮膚、体毛などの組織の材料として、脂質はエネルギー源として、それぞれ大切な栄養成分ですよね。
だから、食欲が落ちている個体や、出産前後のメスに対して与えるのが理想的だという訳です。
ハニーワームをオススメする理由
ハニーワームって何?
ハニーワームは「ハチノスツヅリガ」という蛾の幼虫です。
見た目は白くてプリプリしており、カブトムシの幼虫が小さくなったイメージです。
写真のワームは一般的にMサイズで、他にもSサイズとかLサイズなどもありますよ。
僕は今まで、コウロギ、ミルワーム、ハニーワームを生餌として与えた事があります。
そのうえで、ハニーワームが他の生餌と比べて優れている点が3つあると思っています。
- ハニーワームをオススメする理由
- 給仕しやすい
- 嗜好性が高い
- 特に優れたエネルギー源
理由:①給仕しやすい
1つ目の理由は給仕しやすい、つまりフクモモに与えやすいってことです。
生餌に慣れていないうちは見るのも触るのも不快だから、扱う時間を極力短くしたいですよね。
例えばコオロギを与える場合に必要な手間を以下の通り。
- コオロギを捕まえる
- コオロギの足をもぐ
- フクモモに与える
えっ!?そのままあげたらだめなの?足を取らないといけないの!?
取らないとダメ、という訳ではないです。でも足は意外と硬くて食べない部分なので、取ってあげた方がフクモモには優しいと思いますよ。
実は僕、昆虫苦手なんです。
ワームは触れるようになりましたが、コオロギは素手ではいまだに触れず・・・
だから初めてコオロギ与えたときは、割りばしで苦労しながら捕まえて足もいだりしてたんですけど、これが結構大変な作業なんですよ笑
たまに逃げられちゃったりして、部屋の中でコオロギ追いかけたりもしました。
一方でワーム系は動きが鈍いので、箸でも簡単に捕まえることができます。
なのでコオロギよりも扱いやすいっていうのが一つ良い点だと思います。
理由②:嗜好性が高い
2つ目の理由は、嗜好性が非常に高いことです。
どの生餌をあげてもフクモモは喜ぶんですけど、ハニーワームが一番喜んで食べますよ。
これはネットで見ても「ハニーワームが一番嗜好性高い」って書いてある記事が多かったので、間違ってはいないと考えています。
あるネット記事ではこのようにも書かれていました笑
餌虫界隈における二郎ラーメンでありマクドナルドである。その圧倒的脂質量とエネルギー量は他の虫の追随を許さない。産卵後や調子を崩した後、エネルギーを欲している個体に与えるのが正しい使い方か。ただし決してヘルシーな餌とは言えないので多用は禁物。タンパク質もあまりバランスが良いとは言えないので主食には向かない。
とある獣医の豪州生活Ⅱ より引用
面白い表現ですね笑
ハニーワーム以外にも色々な生餌の栄養成分が分かりやすくまとまった記事なので、こちらもお時間あればぜひご覧ください。
話が逸れましたが、ハニーワームはそのくらい食いつきがいいのでどんな子でも食べてくれる、そんな安定感のある生餌なんです。
理由③:特に優れたエネルギー源
3つ目の理由が、特に優れたエネルギー源だから。
コオロギ・ミルワーム・ハニーワームの成分表を比較したものがこちらです。
成分表はサイトによって数値がコロコロ変るのであくまで参考値ですが、このグラフからハニーワームの特徴を語るならば…脂質とカロリーが飛びぬけて高いです笑
脂質はコオロギの3倍以上・ミルワームの倍近くあり、カロリーもコオロギの倍・ミルワームの1.4倍くらいあります。
最初にお伝えしたとおり、脂質はエネルギー源になります。
だからハニーワームは、食が細くなった個体や出産前後のメスに対して、効率的にエネルギーを与えることが出来る優れた生餌だということです。
以上3つの理由から、フクロモモンガを元気にするにはハニーワームが一番いいと考えています。
ハニーワームを与えるときの注意点
ハニーワームを与えるときには、2つの注意点があります。
- ハニーワームを与えるときの注意点
- 主食としてではなく、あくまでおやつ
- 分量は一日1~2匹まで
理由を説明しますね。
注意点①:あくまで”おやつ”として与える
先ほど紹介した、こちらの成分表。
どの生餌にも共通しているのですが、カルシウムに対してリンの量が多いです。
カルシウムとリンはどちらも骨の主要構成成分なので、摂取は必要不可欠。
一方でリンには、カルシウムの吸着を阻害する働きがあると言われています。
だから、カルシウムに対してリンが少なすぎてもだめ、多すぎてもカルシウムが吸着できないのでダメ。
摂取するバランスは1:1~2:1が最適だと言われています。
これを踏まえて成分表を見ると・・・どうでしょうか?
バランスが悪すぎますよね笑
リンに対してカルシウムの量が圧倒敵に少ないです。
ですから、主食は基本的にペレットにして、あくまでおやつとしてハニーワームを与えましょう。
注意点②:分量は一日1~2匹まで
また食いつきが良いからといってハニーワームを与えてばかりいると、主食ペレットを食べなくなってしまいます。
しかも脂質の割合が高すぎて、たんぱく質の割合が少ないので主食にも向いていません。
ハニーワームはエネルギー源を補給するためのサポート、あくまでおやつ程度にしましょう。
具体的には1日あたり1~2匹程度。
しつこいですが、与えすぎには注意してくださいね。
さいごに
以上、フクロモモンガを元気にしたいなら生き餌;ハニーワームを与えてみようでした。
- 最近フクモモの調子が悪くて食欲が落ちている
- 妊娠中あるいは出産直後のメスモモンガに栄養のあるものをあげたい
上記でお悩みの方に特にオススメの生餌です。
生餌怖いなーって方は、本記事を機に、生餌に挑戦してみてはいかがでしょうか?
それでは良いフクモモライフを!