フクロモモンガって一人暮らしでも飼育できるのかな?
できますが、いくつか注意点がありますよー。
僕が運営しているYOUTUBEチャンネルで、視聴者さんから「フクロモモンガって1人暮らしでも飼育できますか?」とご質問いただきました。
そこで今回は、フクロモモンガを特に1人暮らしで飼育するために注意すべきことをご紹介します。
実は僕自身、4年前に1人暮らしの状態でフクロモモンガの飼育を始めました。
その中で色々と大変だったこと・工夫したことを踏まえ、今回は特に1人暮らしで飼育する上での注意点という形で説明していきます。
今まさに1人暮らしをしていて、フクロモモンガの飼育を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。
また1人暮らしに限らず、フクモモを初めて飼育される方向けに作成した記事もあるので、そちらも合わせてご覧ください。
フクモモ飼育初心者は読むべし!
結論:1人暮らしでも飼育は可能!
冒頭で話した通り、1人暮らしでもフクロモモンガを飼育することは可能です。
実際に僕も約2年間、一人暮らしの状態で飼育していました。
その飼育経験を踏まえて僕が感じた「特に注意すべきこと」を項目別に説明していきます。
- 1人暮らしのフクロモモンガ飼育 注意点
- ケージの温度・湿度管理
- 餌を与えるタイミング
- 毎日のコミュニケーションを欠かさない
- 日々の掃除も欠かさない
それぞれ順番に説明していきますね。
注意点①:ケージの温度・湿度管理
1人暮らしでのケージの注意点は、温度・湿度の管理です。
フクロモモンガの最適な飼育環境は、温度25℃前後、湿度50%前後と言われています。
ベビーだと温度はもう少し高い方が良いですね。
温度と湿度を一定に保つために、時には暖房や冷房を家でつけっぱなしにしておく必要があります。
1人暮らしで部屋に人がもいないのに、ペットのために冷暖房付けっぱなしで外出するのか…電気代もったいないから嫌だな…
上記の様に考える方は、はっきり言うと飼育しない方が良いと思います。
もちろん、冷暖房が絶対に必要という訳ではありません。
例えばお住まいの地域の気候に合わせてケージを選ぶ対策も多少はできます。
金網ケージは通気性にすぐれているのであったかい地域に、アクリルケージは保温性に優れているので寒い地域に…など。
また小動物用の小さい暖房(暖突、セラミックヒーター)や、ケージ周りを断熱材で囲う、ケージカバーかけるなども保温には有効です。
でもそういった対策をしても、やっぱり夏季や冬季で温度調整・湿度調整が難しい場合は冷暖房つかうのが一番手っ取り早いんですよね。
だから冷暖房設備の使用は、必要であればためらわずに使って上げてください。
注意点②:餌を与えるタイミング
一人暮らしでの餌について、特に注意するのは餌を与えるタイミングです。
フクロモモンガは夜行性で、基本的には夜に食事を摂ります。
もし帰宅が遅くなったり、旅行に行ってそもそも帰れなかったりした場合、家にだれかいるのであれば「ペレットを与えておいて」ってお願いできますよね。
でも一人暮らしでは、あなたが餌を毎日必ず与えないといけません。
昼仕事の方は仕事から帰ってから、夜勤の方は仕事へ行く前に餌を与えましょう。
毎日夜に餌を与えるだけでしょ。5分くらいの作業だし、余裕だわ!笑
…本当に余裕ですか?
例えば「毎日5分だけ英語勉強しよう!」と思っても、継続できない人は多いと思います。
理由は、英語を勉強したい!という意思が弱いから。
「勉強やりたい!やらなきゃ!」という強い意思がないと、勉強を継続できません。
同じように、「フクモモを飼育したい!」という強い意思がないと、お世話を継続することはできません。
毎日夜に餌を与えることができるのか、今一度考え直してみてください。
ちなみに長期で家を空ける場合は、信頼できる方に預けるか、ペットホテルを利用しましょう。
注意③:毎日のコミュニケーションを欠かさない
1人暮らしでのコミュニケーションで特に注意するのは、できるだけ毎日触れ合うことです。
フクロモモンガは匂いを用いて高い社会性を有していると言われています。
だから匂いを共有するために、毎晩ケージから出して触れ合ってあげましょう。
しっかりコミュニケーションをとることで、フクロモモンガは飼い主にどんどん懐いていきます。
逆にケージから出さないで育てていると、ストレスが溜まっていき、夜鳴きをしてしまうかもしれません。
フクロモモンガの夜鳴きは子犬の鳴き声と同じくらい大きいので、1人暮らしでかつ壁が薄い部屋だと、隣の方にご迷惑をおかけすることになります。
それに懐く以前の問題で、運動不足などで自傷行為を行って最悪死んでしまうかもしれません。
仕事が大変な時期もあるから、遅く帰った日は疲れてケージから出してあげられないかも…
そんな日もあります。僕もありました。
でもそんな日が頻繁に発生するのは、フクモモが可哀そうですよね。
寂しい思いをさせないように、10分、15分でもいいですから、毎晩ケージから出してあげてください。
おもちゃや回し車をケージに入れることで、運動不足によるストレスを解消することも大切です。
ちなみに、1匹じゃなくて沢山飼育すれば寂しい思いをさせなくて済むって考える方もいるかもしれませんが、多頭飼いも大変なことが沢山あります。
多頭飼いを検討されるかたは、別動画で紹介しているので是非一度ご覧ください。
あんまり簡単に考えない方が良いですよ。
注意点④:日々の掃除も欠かさずに
1人暮らしでの日々のお世話で特に注意することは、掃除を欠かさないことです。
個体差がありますがフクロモモンガは獣臭があり、特にオスは強い臭いを発します。
1人暮らしの部屋は7畳程度が多いと思いますが、狭い空間の中では獣臭が溜まりやすいんですよ。
もし溜まった獣臭が近隣住民の方まで届くと、「臭いぞー!」と苦情がくる可能性があります。
これは全く大げさではなくて、そのくらい臭い場合があるということです。
獣臭に一番効く解決策は何か?
それはケージの掃除なんです。
- こまめにケージを水拭きor除菌スプレーで拭く
- こまめに床材を取り換える
- 2週間~月に一回くらいは、ケージを水で丸洗いする
これを怠らなければ、臭いの問題はグッと抑えることが出来ますが、出来てない方多いと思うんですよ。
特に1人暮らしの方だと、仕事とプライベート(遊びの意味での)が忙しくなると、ケージの掃除をおろそかになりがちです。
近隣の方に迷惑をかけないためにも、しっかり掃除をかかさないようにしましょう。
臭いの原因と対策については別動画でも詳しく紹介しているので、良かったらそちらもご覧下さい。
さいごに
以上、フクロモモンガを1人暮らしで飼育する上での注意点について解説しました。
ご紹介した内容はあくまで一例だと思うので、幅広く情報収集した上で飼育を決めるようにしてくださいね。
もし飼育についてご質問や不安な点あれば、分かる範囲でお力になりますので、気軽にコメントか、TwitterへDMを下さい。
それでは良いフクモモライフを!