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フクロモモンガ多頭飼いの注意点!こんな人には向いていないかも…

あなた

フクロモモンガを多頭飼いしてみたいけど、注意点ってあるのかな?1匹も2匹も飼育する大変さは変わらないよね?

ひろ

多頭飼育は、あなたが思っている以上に大変ですよ!

  • この記事を書いた人
ひろプロフィール

みなさんは、フクロモモンガを何匹飼育していますか?

僕は最初オス1匹から飼育を始め、メスを加えて2匹になり、今は4匹のフクモモを飼育しています。

そこで今回は、僕が1匹・2匹・4匹それぞれ実際に飼育した上で、

  • 多頭飼育の注意点
  • 多頭飼育について僕が思うこと

この2つについて今回お話ししたいと思います。

特にフクモモ飼育初心者の方、多頭飼育を考え始めている方は、ぜひ最後までご覧ください。

本記事の内容を動画でまとめています ▶️ YouTube動画

目次

多頭飼育の注意点について

まずは多頭飼育の何が大変なのかについて、具体的に説明していきます。

ただ羅列していくだけだとわかりずらいので、このように5項目に分けて解説しますね。

  • 多頭飼育の注意点 5項目
  1. ケージ
  2. コミュニケーション
  3. 日々のお世話
  4. 繁殖・ペアリング

注意点①:ケージについて

ケージについては、こんなことに注意する必要があります。

  • 「同じケージで飼えばいいか」は危険
  • ケージを置く場所は事前に確保しよう

「同じケージで飼えばいいか」は危険

例えば元々1匹飼育しているケージに、新しく1匹お迎えした子を入れる場合。

相性によっては仲良くならず喧嘩してしまって、同じケージでは飼育できない可能性があります。

一般的には、オス同士だと喧嘩しやすい、メス同士だとうまく行きやすい、と言われていますね。

でも僕のTwitterのフォロワーさんの投稿を見ると、「オス同士ではうまくいったけどメス同士でうまくいかなかったー」というものも見かけました。

オスメスの相性一般論は参考程度にして、いずれにしても相性次第ではケージでの同居ができない可能性があるということを理解しておきましょう。

ケージを置く場所は事前に確保しよう

同じケージで飼育できない場合もあるので、その子のためにケージを増やしてあげる場合。

例えば

  • 置けると思っていたところにケージが置けなかったり…
  • いざおいて見たら見た目がしっくりこなくて位置をもう一度変えたり…
  • 悩んでいたらめんどくさくなってきて適当な所に飼育しはじめたり…

なんてことになると、飼育する側もフクモモも幸せじゃないですよね。

だから、ケージを置く場所は事前に検討しておきましょう。

検討項目は、例えば下記を考える必要があります。

  • ケージを置く場所 検討項目
  • ケージを置くスペースはあるか?
  • 無い場合は、別の場所に置く場所はあるか?
  • 置けない場合はラックの上にのせるなどできるか?
  • それでご自身が部屋のレイアウト納得できるか?
  • 部屋自体は温度調整、湿度調整できそうか?
ひろ

この検討中に「めんどいなぁ、かんがえたくないなぁ、気に入るレイアウトないなぁ」などとネガティブになるなら、飼育数を無理に増やす必要はないんじゃないかなと思います。

注意点②:餌について

餌については、こんなことに注意する必要があります。

  • 餌の好みはバラバラ
  • 餌の量が倍量になる

餌の好みはバラバラ

食の好みが人それぞれなように、フクモモにも食の好みがあります。

例えば、フクモモ用のペレット;ハッピーグライダーには沢山の味がありますが、検証の結果、個体によって好きな味が変わることが分かりました。

もし新しくお迎えした子が、今まで使っていたペレットを食べてくれないときは、以下のことを検討する必要があります。

  • 食べさせる様に与え方を工夫する(お湯でふやかす、粉末状にする、など)
  • ペレットの種類をその子だけ変える
  • 他の子も含めて全部ペレットの種類を変える

このように、お世話の手間がグッと増える可能性があることを理解しましょう。

ひろ

ちなみに我が家ではペレットの食いつきをどの子もよくするために、ペッツさんの旨味モモンガフードを主食ペレットに振りかけて与えています。実際にどの程度食いつきがよくなるかを検証したので、よかったらちらも参考にしてください。

餌の量が倍になる

単純な話ですが、飼育数が増えれば餌の量も倍になります。

例えばペレットで考えてみましょう。

与えるペレットの量は一般的に1日6~8g程度と言われており、1匹あたり1日7.5g使うと仮定すると、1カ月で225g消費するわけですね。

だから今まで1袋300gのペレットを月1回買っていたのを、月2回買うか、1袋500gとか大容量のものに変える必要があります。

餌の量が増える分、費用と保管スペースも増えるので、気を付けましょう。

あとは、フクロモモンガって偏食なので、普段食べてるペレットを急に食べなくなる時がたまにあります。

そうなるとペレットの在庫量も増えるので、消費期限過ぎて無駄にならないように注意してください。

注意点③:コミュニケーションについて

コミュニケーションについては、こんなことに注意する必要があります。

  • 部屋んぽのときは目を離さないように
  • 今まで以上に触れ合う時間をとろう

部屋んぽのときは目を離さないように

例えばケージから出して遊ばせるとき。

1匹だと、ちょっと逃げても追いかけられるし、目で追えるので管理しやすいですよね。

2匹になると、大人しい時は管理できるけど、活発に動き回る時間帯だと慌ただしいです。

3匹4匹になると、正直もう管理できません。

活発に動き回る時間帯だと、もうどこ行ったか分からなくなります。

1部屋まるまる動物部屋みたいにしていて、どこに逃げても大丈夫だよーっていう状況なら何も心配ないですが、実際にやろうとするとなかなか難しいですよね。

フクロモモンガをケージの外で2匹以上遊ばせる場合は、蚊帳やペットフェンスで囲って、フクモモが危ない場所に逃げないよう管理できる状況をつくってあげましょう。

今まで以上に触れ合う時間をとろう

飼育数が増えると、1匹あたりに触れ合う時間が当然減ります。

もちろん1匹が2匹に増えたら触れ合う時間半分になる!という訳ではありません。

1日のなかでペットと触れ合う時間は限られているので、ケージ掃除したり餌準備したりお世話の時間が増えたりすると、触れ合う時間が減ります。

だから、できるだけフクモモと触れ合う時間を確保するようにしてあげてください。

ひろ

「飼育数増やして、やることだけ増えて、一緒に遊ぶ時間が全然とれなくなっちゃった!」…だと何のために一緒に生活しているか分からなくなっちゃいますよ。

注意点④:日々のお世話について

お世話については、絶対に大事なこと一つだけ。

お掃除は怠けちゃダメです!

飼育数が増えると、掃除の手間が増えます。

例えば、2匹以上を同じケージで飼育していればケージ自体汚れるのが早くなるし、別ケージで飼育していても掃除するケージが増えちゃいます。

また当然ケージの床材やポーチ、給水器などの備品を洗う手間も増えます。

ひろ

1匹から2匹だとまぁイメージしやすいんですけど、3匹4匹って増えると、思っている以上に掃除の手間が増えるんですよ。(経験談)

で、掃除の手間が増えてからの最悪なシナリオが、掃除頻度が減るってことです。

「掃除面倒だから今までの半分の頻度でいいか」

そんな事を考え始めるとどうなるかというと、

  • ケージが汚いまま
  • ケージの内側に汚れが付きっぱなし
  • 金網ケージ錆びが早い、あるいは錆びっぱなし

汚いケージで飼育されるフクモモが可哀そうですよね。

だから、多頭飼育するなら掃除の手間が今の倍以上になってもいい、時間しっかりとれるって人だけにした方がいいと僕は考えています。

ひろ

掃除の手間を増やすのが嫌だって思う方は、飼育数増やすのはやめた方がいいと思いますよ。

注意点⑤:繁殖について

繁殖については、別記事で実体験を細かく紹介しているので、今回は結論だけピックアップして紹介します。

  • 無理してケージに同居させなくてもOK
  • 気長に待とう

無理してケージに同居させなくてもOK

あなた

妊娠して赤ちゃんを産んでもらうためには、オスメスのペアを同じケージに入れなきゃ・・・

こう思っている方が多いと思います。

では、もしオスメスの相性が悪かった場合も、無理やり同居させないのでしょうか?

僕はその必要はないと思います。

まず同居できるか訓練することは大事ですが、それでもダメなら無理して同居させるのは非常に危険ですよ。

同居できなくても、我が家では部屋んぽ中に交尾して赤ちゃんが出来ました。

だから、赤ちゃんを産ませたいがために無理やり同居させる必要はないということを知っておきましょう。

気長に待とう

僕の経験上、オスメスペアリングを初めて赤ちゃんができるまでは1年以上かかったときもあるし、数カ月でできちゃうときもありました。

繁殖のためにはお互いの発情期のタイミングや環境に大きく左右されます。

オスメスペアで飼育していたらすぐ赤ちゃんができるってわけではないことを理解しておきましょう。

ひろ

果報は寝て待て、ですね。

多頭飼いについて僕が思うこと

最後に、僕が多頭飼いそのものについて思うことを2つお話します。

  • 多頭飼育する前に、余裕を持って飼育できるかイメージしてほしい
  • 「多頭飼育している=凄い飼育者」ではない!

順番に説明していきますね。

多頭飼いする前に、余裕を持って飼育できるかイメージしてほしい

多頭飼育すると、沢山のお金・手間が必要となります。

それをできるだけ具体的にイメージして、「自分にはその余裕がある」と自信をもった上で多頭飼育に踏み切るべきだと思います。

ひろ

まぁ、僕自身がそうやって考えて多頭飼いを始めたわけではありませんが・・・笑

多頭飼いをして飼い主・フクモモお互いが不幸になるような結果を産まないためにも、「余裕をもっているか」を考えることがとても大切なので、事前に検討をしてくださいね。

「多頭飼育している=凄い飼育者」ではない!

昔、僕は多頭飼育に対してこんなイメージを持っていました。

  • ベテラン感
  • 楽しそう
  • 飼育者の鑑(かがみ)

今、僕が多頭飼育者になって振り返ると、こう思います。

  • ベテラン感      ⇒〇:正しい!
  • 楽しそう       ⇒△:うーん…
  • 飼育者の鑑(かがみ) ⇒✖:間違ってる!

飼育経験は飼育数に比例して増えますから、色んな状況にぶち当たるので経験値あがったな、という感覚はあります。

でも楽しさについては、4匹飼育している楽しさと、1匹飼育している楽しさは別物かなって思います。

1匹に愛情と時間を全てそそいで育てることは、多頭飼育じゃ真似できないですからね。

ひろ

僕も過去振り返ると、ジゲン♂1匹を飼育していたあの頃も、今と同じくらい楽しかったなぁ…

また、多頭飼育することが飼育者の鑑だ!という感覚も今考えれば間違っているなと痛感しています。

Twitterのフクモモ飼育者のみなさんの投稿とか見てると、1匹にものすごい愛情をそそいでいる方は沢山います。

飼育数を増やす一方で、仕事や趣味が忙しくなった結果、フクモモにかける愛情が減っちゃう…そんな感じの人もお見受けしたことあります。

だから、「凄い飼育者になりたいから」って理由で多頭飼育するのだけは絶対に避けるべきです。

ご自身の生活、今後のライフプランの変化も見据えて計画的な飼育をしましょう。

最後に

以上、フクロモモンガの多頭飼いの注意点についてご紹介しました。

あくまで個人的な意見をベースに解説しましたが、フクモモ飼育初心者の方や多頭飼いを考え始めている方の参考になれば幸いです。

それでは、良いフクモモライフをー!

本記事の内容を動画でまとめています ▶️ YouTube動画

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