フクロモモンガの爪ってどうやって切るの?小さくて切れる気がしないよ…
そんなお悩み、僕が解決しましょう!
フクロモモンガを飼い始めて最初にぶつかる壁の一つが爪切り。
自分でやる?プロにやってもらう?必要な物は何?
最初は分からないことだらけかと思います。
この記事でフクロモモンガの爪切りに関する知識を学びましょう!
- フクロモモンガの爪の基礎知識(形・長さ・本数)
- 病院・ペットショップで爪切りしてくれるの?
- 自分で爪切りする場合に必要なもの
- 自分で爪切りする場合のやり方・コツ
- 爪とぎバーの効果
\写真付きでコツを解説/
- この記事を書いた人
フクロモモンガの爪を切る理由
そもそもなぜ爪を切る必要があるのか皆さんご存じでしょうか?
爪が伸びすぎてしまうと下記3点が懸念されるからです。
- 爪が布類に引っかかって、フクモモがケガをする
- 一緒に遊ぶときに人間(飼い主)の皮膚が傷つく
- カギ爪に(爪が丸っこく)なり、爪切りが難しくなってしまう
爪切りはフクモモ・飼い主両方のために必要なことだと理解しておきましょう。
フクロモモンガの爪切りの頻度・長さ・本数
では実際にフクロモモンガの爪がどんな形になっていて、どの程度切るのかを解説していきます。
爪切りの頻度
「月〇回」が正解!というものはありませんが、我が家では月2回くらいのペースで爪切りをしています。
ご自身の腕にフクモモを乗せた時に痛いと感じたら爪切りをしましょう。
この後紹介するパーチを使うと頻度はもっと減るよ!
どのくらい切るのか
フクロモモンガの爪は前足と後足で大きさが違いますが、爪の切り方はどちらも同じ。。
下の図の通り、爪先1~2mmを直角に切りましょう。
直角に切らないと爪先が尖ってしまい、爪を切った意味が無くなります。
また爪には血管が通っているので切りすぎると血が出てしまいます。
まずは1mm、少しだけ切りましょう。
慣れたら切る長さを増やしていけばOK。
爪を切る本数
フクロモモンガの爪は全部で18本ありますが、後足の小さい爪2本はグルーミング用で爪切り不要と一般的に言われています。
なので実際に切る必要があるのは14本。
※(前足5本+後足2本)×左右2 = 合計14本
ただし最初はこんなことを考えている余裕はないと思うので、18本を全部1mm切っていいと思います。
フクロモモンガの爪切りの方法
フクロモモンガの爪切りの方法は、大きく3つに分かれます。
それぞれ特徴をまとめた表がこちら。
動物 病院 | ショップ | 飼い主 | |
---|---|---|---|
コスト | 高い | そこそこ | 安い |
時間 | 移動& 待ち(長い) | 移動& 待ち(短い) | 5分 | 慣れれば
クオリティ | 腕次第 | 高い | 腕次第 |
詳しく紹介していきますね。
動物病院で爪切りしてもらう
病院で爪切りしてもらう場合、3000~5000円ほどで値段設定している病院が多いです。(病院によって差あり)
時間に関しても、診察券を作って待合室で待って、切ってもらって、また会計を待って…と所要時間は1時間ほどです。
- 近くにペットショップがない
- 他に診察してもらいたいことがある
このような場合以外は、病院で爪切りするメリットはないと、僕は考えています。
ペットショップで爪切りしてもらう
ペットショップの場合、500~1000円くらいの値段で爪切りしてくれるところが多い印象です。
時間に関しては、混んでいなければその場ですぐに対応してくれるので、所要時間は15分ほど。
ペットショップの方はフクロモモンガの爪切りに慣れている方が多く、上手に切ってくれます。
僕は飼育し始めの頃はショップで切ってもらって、その様子を見てやり方を学んだよ!
飼い主が爪切りする
飼い主が爪切りする場合、爪切り本体を買うくらいしかコストはかかりません。
ただ、慣れるまでは難しいというのが本音。
ここからは飼い主自身が上手に爪切りをするためのやり方・コツをご紹介します。
爪切りに必要なもの
- 軍手、2枚1組
- ブランケット(やわらかい生地)
- 爪切り(まずは使い慣れたもの)
- おやつ(ゼリーなど、ご褒美用)
- フクロモモンガ自身
肝心な爪切りはざっと3種類ありますが、どの爪切りにもメリット・デメリットがあるので、ご自身に合ったものを選びましょう。
- テコ型(人用)
- ハサミ型(人用・小動物用)
- ギロチン型(小動物用)
爪切りの手順・やり方
フクロモモンガの爪切りは5ステップです。
利き手(爪切りを持つ手)とは逆の手に軍手を2枚重ねて着用します。
軍手を2重にすることで、嚙まれても痛くありません!
ブランケットを机に敷いて、その上にフクロモモンガをのせます。
ブランケット無しでもできますが、爪を切るときに体を軽く押さえるので、敷いてあげるとフクモモも安心です。
まず、軍手をしている手でフクモモを上から軽く押さえます。
あとは足・手先を引っ張り出して、しっかりとつまんでから爪を切っていきましょう。
切る順番は特にないので、切りやすい爪からどんどん切っていきましょう!
すべての爪が切り終わったら腕に当てて、爪先の状況を確認します。
尖っていると感じたら、その箇所をもう一度切ってあげましょう。
爪先チェックが終わったら、落ち着かせるためにポーチに戻してあげてください。
爪切りが終わったらご褒美タイム!
用意したおやつを与えてください。
爪切り後にご褒美がもらえると覚えて、爪切りを嫌がらなくなるかも?!
爪とぎパーチを使えば爪切りいらない?!
今人気のフクモモ飼育商品として、爪とぎパーチというものがあります。
どのメーカーの商品も表面がざらざらしていて棒状です。
ケージ内に設置しておくことで、フクモモが掴まって爪とぎができます。
設置方法や商品によって異なりますが、およそ2週間に1回必要な爪切りを、2ヶ月に1回に減らす効果があります。
一部では「爪切りしなくてOKになる!」とも言われていますが、僕的には爪切りゼロにはできないな、という感想。
ただ圧倒的に爪切りの回数を減らせるので、補助的に使うのをおすすめします。
フクロモモンガの爪切りまとめ
今回はフクロモモンガの爪切りについて解説しました。
- 病院・ショップで爪切りしてもらう
- 飼い主自身が爪切りしてあげる
- 爪とぎバーで爪切りの頻度を落とす
など、様々な方法があります。
ご自身のライフスタイルに合ったやり方を選んで、安心安全な爪切りをしてあげてください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
フクモモ飼育に関する質問ありましたら、下記のお問合せからご連絡ください。
- いち飼育者としての個人的な見解をお答えします。あくまでご参考まで。
- 回答に時間がかかる場合もあります。ご了承ください。
- TwitterのDMでも対応可能です。(@30fukumomo)