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フクロモモンガが仮死状態!?低体温症の症状と対処法について解説します

あなた

フクロモモンガが冷たくなって動かなくなっちゃった…仮死状態かもしれないけど、どうしよう?

こんなお悩みを解決します。

  • 本記事の内容
  • フクロモモンガ 低体温症とは?
  • フクロモモンガ 低体温症の症状
  • フクロモモンガ 低体温症の対処法
  • この記事を書いた人
ひろプロフィール

本記事ではフクロモモンガが低体温症になった時の症状と対処法について、わが家の実体験を元に詳しく解説します。

もちろん低体温症にさせないことが大前提ですが、意図せずご家庭のフクモモが低体温症になってしまった際にどうすべきか、知っているのと知らないのとでは大きな違いがあります。

低体温症については別記事で少し取り上げましたが、今回はピックアップしてもう少し詳しく紹介するので、ぜひ最後まで読んでください。

本記事の内容をYoutube動画でまとめています ▶️ YouTube動画

目次

フクロモモンガ 低体温症とは?

まず、低体温症の症状について説明します。

低体温症とは文字通り、体温が低い時に起こる症状です。

野生下のフクロモモンガは、気温が低い時に体温を下げて休眠状態になることがあります。

そして飼育下のフクロモモンガも気温18℃より低い状態が長時間続くと、野生下と同様に体温を下げて休眠状態になることがあるんですね。

この低体温状態によってフクロモモンガに様々な症状が発生する、これが低体温症です。

わが家のジゲンが低体温症になってしまったのは、お迎えしてから約2週間後のことでした。5月末で冬場ではなかったんですが、その日は冷え込んで気温がかなり低い日が続いていたんです。遠赤外線ヒーターをケージに設置していたんですが、朝出社する時にばたついてしまってヒーターのコンセントを引き抜いてしまったのですが、それに気づかず夜帰宅したらケージで低体温症でぐったりしたジゲンを発見しました。

フクロモモンガ 低体温症の症状

低体温症の主な症状は3つです。

  • フクロモモンガ 低体温症の症状
  1. 動きが鈍い
  2. 鼻先や手足が白くなる
  3. 眠ったまま起きない

それぞれ具体的に説明しますね。

低体温症の症状①:動きが鈍い

まず体温が下がったことで休眠状態になって運動機能が低下しています。

  • 普段なら触ると威嚇する子が全然逃げない
  • 手足や首、体全体の動きがゆっくりになっている
  • 体に触れてみると非常に冷たい

上記の場合は既に亡くなってしまっているかもしれませんが、低体温症になっている可能性もあります。

慌てず適切に対処をしましょう。

低体温症の症状②:鼻先や手足が白くなる

フクロモモンガの鼻先や手足は、基本的にピンク色です。

このピンク色は血色の良さを表していますが、仮に体温が低くなってしまうと血色が悪くなるため、ピンク色ではなく白くなっていくと言われています。

ただし書籍によっては白ではなく、どす黒くなるともありました。

いずれにしても、低体温症になると血色の良いピンク色では無くなってしまうことを覚えておきましょう。

低体温症の症状③:眠ったまま起きない

低体温症が進むと、動きが鈍い、ではなく動かなくなってしまいます。

実際に低体温症の多くは休眠状態、いわゆる仮死状態になるため、動くことができないようですね。

一見すでに死んでしまったと勘違いする方いますが、蘇生する可能性もあります。

わが家のジゲンも、適切な対処を行なったことで今でも元気に暮らしています。

フクロモモンガ 低体温症の対処法

低体温症の対処法、ポイントは2つです。

  • フクロモモンガ 低体温症の対処法
  1. まず人肌や遠赤外線ヒーターでゆっくり温める
  2. その後、温かいミルクを飲ませる

順番に説明していきますね。

低体温症の対処法①:ゆっくり温める

まずは人肌や遠赤外線ヒーターなどでゆっくり温めましょう。

注意点は、急速に温めてはいけないということです。

  • ドライヤーで熱風をあてる
  • お湯にさらす
  • 熱いペットヒーターの上に置く

これらの行為は非常に危険なので、絶対にやってはだめです!

なぜなら急激な体温の変化はフクロモモンガに大きな負荷となるからです。

フクロモモンガの体温は直腸で約36℃と言われており、人肌と同じくらいなんですよ。

だから人間の手を当てて、または遠赤外線ヒーターで遠くからゆっくり温めてあげましょう。

あなた

私は冷え性で手が冷たいんです…どうしたらいいですか?

ひろ

その場合はカイロやヒーターで手を温めて、その手でフクモモを温めてあげてください。

ちなみにわが家のジゲンの場合はどうだったかというと、発見直後は手の温もりで夜中しっかりと暖めて、明け方までは遠赤外腺ヒーターで温めました。すると、翌朝には元気にケージの中を駆けずり回ってました。

低体温症の対処法②:温かいミルクを飲ませる

もしフクロモモンガの意識が戻ってきたら、温かいミルクを飲ませてあげましょう。

注意点は、冷たいものを与えてはいけないということです。

  • 冷たい水道水を与える
  • 冷蔵庫のミネラルウォーターを与える
  • 冷えたミルクを与える

これらの行為は避けましょう。

なぜなら一度温めた体を再び冷やすことになるからです。

ちなみに書籍によっては、イオン飲料や好きな飲み物を温めて舐めさせてもいいとありました。

少し薄目のあったかいミルクもしっかり飲んでくれたので一安心。低体温症になってから時間があまり経っていなかったため、軽度で済んだのかもしれません。

Q&A

フクロモモンガの低体温症は冬に起こりやすい?

低体温症は「気温18℃より低い状態が長時間続く」と発症するため、気温が下がる冬場に起こりやすいです。

ただし春・秋でも起こるので注意しましょう。実際にわが家のジゲンは5月末に低体温症になってしまいました。

フクロモモンガは冬眠する?

野生下のフクロモモンガは、気温が低い時に体温を下げて休眠状態になることがあると言われています。

さいごに

本記事ではフクロモモンガの低体温症について、具体的な症状と対処法を解説しました。

基本的には、ケージの温度を適切に調整していれば低体温症にはなりません。

しかし、ヒーターや温調機器の故障などで意図せず発生してしまうリスクは誰にでもあります。

もしフクモモが仮死状態になってしまった場合にすぐ対処できるように、今回の内容を頭の片隅に置いていただければ幸いです。

それでは、さよならー。

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