フクロモモンガの健康チェック|病気のサインをいち早く見つけよう

フクロモモンガの健康状態を把握することは、飼い主としての責務の一つ。

病気のサインを早い段階で見つけることで、フクロモモンガの健康な生活を守れます。

そこで今回は我が家で毎日やっている健康チェックの方法をご紹介します。

この記事で分かること
  • フクロモモンガの健康チェックのタイミング
  • 健康チェックの内容
  • 健康チェックで分かる症状と対応策
ひろ

フクモモのお迎えを検討している方、フクモモ飼育初心者の方はぜひ参考にしてください!

本記事の内容を動画でまとめています ▶️ YouTube動画

目次

フクロモモンガの健康チェックリスト

今回ご紹介する健康チェック内容をリスト化しました。

我が家ではそれぞれ朝と夜に確認をしていますが、皆さんのライフスタイルに合わせて変えてもOKです。

朝に確認すること
  • 餌(ペレット)の摂取量
  • 水の摂取量

  • 糞の量・色・形
  • 尿の量・色
夜に確認すること
  • 血色、鼻水

  • 白い曇り、傷や目ヤニ

  • 毛並み、脱毛

  • 体の一部を気にする
  • いつもと気性が違う

それでは順番に説明していきますね。

フクロモモンガ・朝の健康チェック内容

我が家では朝、①食事量と②糞尿をそれぞれチェックしています。

食事量

食事量については、以下のことを確認しましょう。

  • 主食のペレットをどれだけ食べたか?
  • 水をちゃんと飲んでるか?

主食ペレットをどれだけ食べているか

タンパク質や脂質などの主要な栄養素は、ペレットやペーストフードから摂取させるのが基本です。

ですから、「夜に与えたペレットを何割くらい食べているか」を毎朝チェックしましょう。

食欲には多少の波があるので、食が細くなる時が1~2日くらい続くことはたまにありますが、1週間続くと心配…。

食事量が少ない場合は、便秘・細菌性肺炎といった原因が考えられますが、まずは以下の原因を疑ってみましょう。

  • おやつのあげすぎ
  • 同じ餌を連日続けて与えすぎ(味に飽きている)

おやつあげすぎの心当たりがある場合は、おやつの量を控えてください!簡単なことです笑

同じ餌を連日与えすぎている場合は、餌の与え方を工夫しましょう。

例えば、食いつきの良いペレットを試してみるとか。

僕のおすすめはハッピーグライダー「ハニー&ピーチ」「ハニー&ネクター」です。

以前、全種類の食いつき具合を検証してこの2種類が最も人気でした。

他には、ペッツさんが出している旨味フードという商品もおすすめです。

食いつき具合の改善効果を検証したところ、粉のまま・水に溶く・ペレットにふりかける、土の使い方でも食いつき抜群でした。

水をどれだけ飲んでいるか

餌だけではなくて、飲んだ水の量も大切です。

毎日新しい飲み水を給水器で与えてあげましょう。

水が全く減らない場合は、脱水症状になっているかもしれません。

ゼリーなどで水分を与えつつ、できるだけ早く病院へ連れて行きましょう。

糞尿

糞尿については、見るべき項目は5つ。

  • 糞の量は少なすぎないか、便秘していないか
  • 糞の色は黒いか、血が混じっていないか
  • 糞の形はある程度の太いか?小さかったり軟便になっていないか
  • 尿はちゃんと出ているか
  • 尿の色に血が混じっていないか

もし糞尿が少なくなっている場合は、まず便秘を疑いましょう。

餌や水の摂取量が少なかったり、運動不足が原因のようです。

ちなみに書籍:フクロモモンガ完全飼育では、ナッツやレーズンといった小さく硬いものやmポーチの布をかじって繊維片を飲みこむことで、消化器官が詰まって腸閉塞を引き起こしている可能性も挙げられています。

糞尿の確認には、床材にペットシーツを使用するのがオススメです。

新聞紙やウッドペレットなどだと色がごちゃごちゃしていたり、木片に糞尿がまぎれてしまって視認性が少し悪いです。

しかしペットシーツだと基本白一色なので、糞尿の量や色がハッキリ確認できますよ。

ふくろももんが・夜の健康チェック内容

我が家では毎晩、①鼻、②目、③体毛、④行動をチェックしています。

まず鼻先については、以下のことを確認しましょう。

  • 鼻先の血色はピンク色か、どす黒い色をしていないか
  • 鼻水はでていないか、くしゃみを頻発していないか

鼻先はフクモモの顔の中心にあり見やすい部位、かつ体毛がないので血色を確認するのに向いています。

鼻先がどす黒かったり紫色になるのは、「レイノー現象」と呼ばれる、血流が悪い状態を意味しています。

原因は精神的なストレス・寒さと言われているので、鼻先の血色が悪いときはケージ環境を疑いましょう。

温湿度計を設置して、温度が25℃を下回るようなら暖房器具を設置して下さい。

続いて目について、以下のことを確認しましょう。

  • 白く濁っていないか?
  • 傷や目ヤニがないか?

白く濁りが見える場合は、白内障の可能性が高いです。

白内障は、目の中にある水晶体と呼ばれる部分が白く濁ることで、ピントを合わせずらくな視力が低下する病気です。

これに気付いたら、速やかに病院で診察を受けてください。

また傷や目ヤニがある場合は、角膜炎を疑いましょう。

角膜炎は、目の表面にある角膜が傷ついて炎症を起こした状態です。

フクロモモンガの目は大きく外側にでているため、グルーミングや物にあたるなどで傷ついて角膜炎になる場合が多いんです。

また書籍では、刺激のある消毒剤をつかったり、ケージが不衛生でアンモニア濃度が高くなったりすることも角膜炎の原因とされています。

ケージ環境を整えることも対策の一つになりますが、角膜炎がそれで治る訳ではないと思うので、いずれにしても早めに病院へ連れていきましょう。

フクロモモンガを診てくれる動物病院の探し方はこの記事にまとめています。

体毛

フクロモモンガの体毛は、健康状態のバロメーターです。

以下の3つのポイントを観察しましょう。

  • 毛並みは悪くないか
  • フケなどついていないか
  • 脱毛していないか

毛並みが悪いor脱毛が見られる場合は、自こう症や栄養失調が考えられます。

自こう症とは、フクモモ自身が自分の体を舐めたりかじったりして傷つけてしまう病気です。

自傷行為についてはこの記事に詳しくまとめています。

また、自こう症だけでなく栄養失調の可能性も有ります。

  • 食事の栄養バランスは問題ないか
  • 嗜好性の高いフードばかり与えていないか
  • 冷蔵庫にあるものを適当に与えていないか

基本的には市販のペレットを中心に、植物質・動物質の副食、あるいはペーストフードを活用しましょう。

食事のバランスや、内容について詳しくはこの記事にまとめています。

栄養価に気を配った食生活をするように気を付けて下さいね!

行動

最後、行動については以下のことを確認しましょう。

  • 動き方に違和感はないか
  • 体の一部を気にしているそぶりは無いか
  • いつもより元気がないor気性が荒いなどはないか

普段と違う様子が無いかを観察しましょう。

そして違和感があればすぐに病院へ行って下さい。

ひろ

行動がいつもと違う場合は色々な要因が考えられるので、悩む前にすぐ病院へ連れて行った方が良いですよ!

フクロモモンガの健康チェックまとめ

今回はフクロモモンガの健康チェックについて、朝と夜それぞにやることを項目に分けて解説しました。

健康かんさつをして、症状を推定・対応することは、飼育者として大切なことです。

ただ、今回紹介した内容はあくまで書籍やSNS情報を元にした一般論に過ぎません。

なにか異常があれば自分だけで無理して解決しようとせずに、できるだけ速やかに動物病院を受診しましょう。

それでは良いフクモモライフをー!

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