
フクロモモンガを去勢するか迷っているけれど、実際どんなメリット・デメリットがあるのかを知りたいなぁ…



そんなお悩み、僕が解決しましょう!
- 本記事の内容
- フクロモモンガの去勢 メリット
- フクロモモンガの去勢 デメリット
- この記事を書いた人


フクロモモンガの去勢によるメリットとデメリットをご紹介します。
実際に我が家のジゲン♂を去勢させた上で僕が感じたことをお伝えするので、良かったら参考にしてください。
去勢するメリット


去勢するメリットは、以下3点です。
- フクロモモンガの去勢 メリット
- 繁殖を防止できる
- 臭いが改善する
- 黄ばみ・おハゲが改善する
順番に解説していきますね。
去勢のメリット①:繁殖を防止できる
オスメスを同じケージで飼っても繁殖しないように出来ます。
去勢手術を考える方の多くが、これを主目的にしているでしょう。
フクロモモンガは近親交配で無限に個体が増えていきます。
なので、最初はオスメス2匹だったのに気づいたら数十匹に、なんてことも…
去勢はそんな事態を防ぐことができます。
去勢のメリット②:臭いが改善する
実際に我が家のジゲン♂を去勢させて気づいたのですが、獣臭(体臭)が驚くほどなくなりました。
一般的に、オスはメスよりも臭いが強いと言われています。
去勢前のジゲン♂は、チャナ♀よりも臭いがだいぶ強かった…
一方で去勢後のジゲン♂は、メスと同じくらいの臭いになりました。
尿の臭いはあまり変わりませんが、マーキングの頻度が減っているのか、ケージの臭いは改善したと感じています。
「オスの臭いがキツい」とお悩みの方は、お医者さんに一度相談してみる価値あり!
去勢のメリット③:黄ばみ・おハゲが改善する
オスは臭腺を前頭部と胸部に持っており、臭い付けのために分泌液を出します。
そのため前頭部はおハゲになり、胸部は黄ばむことが一般的。
我が家では去勢によって、このおハゲや黄ばみが改善しました!
おかげで少し若返ったように感じます笑
去勢するデメリット


去勢するデメリットは、以下5点です。
- フクロモモンガの去勢 デメリット
- 病院選びが難しい
- 死亡のリスクがある
- 費用がかかる
- 術後のサポートが必要
- 気性は100%穏やかにならない
順番に解説していきますね。
去勢のデメリット①:病院選びが難しい
去勢手術を決めた後の最初の悩みは、「どこの病院で手術させるか?」ということです。
- ネット情報で評判のいい病院にするか?
- 書籍やSNSで有名な病院にするか?
- 自宅から最も近い病院にするか?
自分が納得した病院を探したいですよね。
私は「QCD」という指標で病院選びをしました。
具体的な選び方について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。


去勢のデメリット②:死亡のリスクがある
手術は基本的に全身麻酔で行われるため、以下のようなリスクがあります。
- 麻酔がかかったまま起きなくなる可能性
- 手術が失敗して死亡する可能性
- 手術が成功しても死亡する可能性
フクロモモンガはとても小さい動物なので、こういった可能性を理解する必要があります。



私が通院した病院では、成功確率98%と言われました
去勢のデメリット③:費用がかかる
去勢手術は当然、お医者さんに診察してもらわないとできません。
初診→手術→術後検診の最低3ステップが必要です。
つまり3回は通院する必要があり、レントゲンやお薬代もかかるので、初診の際にしっかり確認をしましょう。



私の場合だと総額で約45000円(税込)でした。
去勢のデメリット④:術後のサポートが必要
手術後は患部に触れさせないために、エリザベスカラーという器具を首につけることが多いです。
フクロモモンガにとってエリザベスカラーは、ペレットを食べる時やポーチで寝る時に邪魔な存在。
だからエリザベスカラーの装着によって、フクモモが暴れることもあります。
食事や睡眠がうまく取れていないときはしっかりサポートしてあげることが必要ですよ。
去勢のデメリット⑤:気性は100%穏やかにならない
去勢手術をすると穏やかになる、と一般的に言われています。
ただ我が家の場合では、ジゲン♂の気性(威嚇/噛み癖/性格)はあまり変わっていないように感じました。
ジゲン♂は1ケージ1匹で育ててきたので、多頭飼いしている中の1匹を去勢したら違う結果になるかもしれません。



気性を穏やかにさせることだけを目的にして去勢手術を行うのは、おすすめしません。
最後に


フクロモモンガの去勢によるメリットとデメリットをご紹介しました。
わが子を去勢させるのは勇気がいると思います。
でもフクモモと人間が共生していくために必要であれば、メリット・デメリットを把握してしっかり検討しましょう。



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