フクロモモンガの体と種類|目・歯・しっぽ・飛膜・臭腺など【写真付き】

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フクロモモンガってどんな動物なんだろう?体にどんな特徴があるか知りたいなぁ。

そんなお悩みを僕が解決します。

  • 本記事の内容
  • フクロモモンガの顔(目、鼻、口、歯、耳、ひげ)
  • フクロモモンガの胴体(手足、爪、飛膜、育児のう、生殖器)
  • フクロモモンガの毛(体毛、しっぽ)
  • フクロモモンガの臭腺
  • 本記事の信頼性
ひろプロフィール

本記事はフクロモモンガの体の特徴について解説します。

実際に我が家のフクロモモンガをモデルに撮影した写真を見せながら、わかりやすく説明しますね。

ひろ

それでは読んでいきましょう!

【良かったら見てね!】フクロモモンガの基本情報

フクロモモンガは生物学上、人間と同じ「哺乳綱(哺乳類)」。

そして、お腹のふくろで育児をする「有袋類」の仲間です。

有袋類は、人間と同じようにお腹の中で子供ができますが、胎盤の機能が不十分…

そこで赤ちゃんを早く出産して、お腹の外にあるふくろに移動させ、ふくろの中で授乳させるんですよ。

目次

フクロモモンガの体 顔の特徴

フクロモモンガの顔について、以下のパーツの特徴をご紹介します。

  • フクロモモンガの顔のパーツ
  • 鼻、ひげ
  • 口、舌、歯

順番に説明しますね。

フクロモモンガの目

フクロモモンガの目は非常に特徴的で、まぁるくて真っ黒、大きく突出しています。

一部のアルビノ・クリミノという種類は、目が赤い色をしています。

また、フクロモモンガは夜行性なので夜活発に動きます。

眼球の網膜に「タペタム」と呼ばれる輝板が光を増幅させるので、薄暗い中でも周囲を視ることができるんですよ。

ひろ

くりくりなお目目は、可愛いだけじゃなくて機能的!

フクロモモンガの鼻・ひげ

フクロモモンガの鼻はピンク色で、先端は少し湿っています。

またフクロモモンガは臭いによる高い社会性を有しているため、嗅覚は非常に鋭いんですよ。

慣れてない人や知らないものの臭いがすると、警戒心をあらわにします。

ひろ

特におやつの甘い匂いには敏感です(笑)

そしてフクロモモンガの鼻横から生えているひげについて。

ひげにも感覚があって、例えば野生下では樹に空いた穴の大きさをはかるなど、空間把握の役割があるらしいです。

フクロモモンガの口・舌

フクロモモンガの口は、ピンク色で可愛らしい小さな三角形。

小さなお口で一生懸命にご飯を食べている姿は、本当に愛らしいですよ。

そして舌は細長く、花粉や蜜を舐めとるのに適しています。

フクモモ用のゼリーを与えるとペロペロなめるので、舌の長さがよくわかりますよ。

フクロモモンガの歯

フクロモモンガの歯は、なんと全部で40本もあります。

  • 切歯 :上あご6本、下あご4本
  • 犬歯 :上あご2本、下あご0本
  • 前臼歯:上下6本ずつ
  • 後臼歯:上下8本ずつ

普段見ることができる歯は、口の先から見える上あごの切歯2本&下あごの切歯2本です。

特に下あごの切歯は非常に長く、木の皮をはぐのに適しています。

フクロモモンガの耳

フクロモモンガの耳は大きな三角形。

音のする方へぴょこぴょこ動きます。

聴覚は非常に鋭く、人には聞き取れないような高周波の音を聞き取ることができると言われているんですよ。

フクロモモンガの体 胴体の特徴

フクロモモンガの胴体について、以下のパーツの特徴をご紹介します。

  • フクロモモンガの胴体のパーツ
  • 手足
  • 指、爪
  • 飛膜
  • 生殖器
  • 育児のう

順番に説明しますね。

フクロモモンガの手足

フクロモモンガの手足は、前に2本、後ろに2本。

手足の大きさは、成人男性の親指の爪くらい。

犬猫と違って手足の先が横向きについているので、木の登り降りが得意なんです。

フクロモモンガの指・爪

フクロモモンガの手足には、それぞれ5本ずつの指があります。

前足は、親指と他4本の指が向かい合ってついているので、人間と同じように物をつかみやすくなっています。

後ろ足の人差し指と中指は、根元がくっついており(合指)、グルーミングのときにクシの役割を果たします。

また、フクロモモンガには木に登りやすいように鉤爪(かぎづめ)が生えています。

前足の爪はすべて鉤爪。

後ろ足の爪も鉤爪ですが、親指だけは平爪になっています。

フクロモモンガの飛膜

(画像)

フクロモモンガには、「前足の小指から後ろ足の親指」「後ろ足の小指からしっぽの付け根」にかけて飛膜が付いています。

この飛膜を広げることで、グライダーのように滑空することが可能。

フクロモモンガの生殖器

(画像)

フクロモモンガの生殖器は、少し変わった作りをしています。

なんと、生殖管・尿管・肛門の出口が全てひとつになっているんですよ。

この出口を、「総排泄孔」(そうはいせつこう)と呼びます。

そして生殖器としてオスは二股に分かれたペニスを、メスは膣と子宮頸を二つずつ、それぞれ持っています。

フクロモモンガの育児のう

フクロモモンガのメスには、育児のうと呼ばれるふくろがお腹についています。

育児のうの中にはおっぱいが4つあり、赤ちゃんが育つためのスペースとして使われるんですよ。

赤ちゃんが生まれるのは子宮で、その後生まれた赤ちゃんが子宮から育児のうへ移動するんです。だから、フクロモモンガは赤ちゃんが「生まれる場所」と「育つ場所」が違います。

育児のうの中で成長した赤ちゃんは最終的にふくろからはみ出てきます。

この状態が「脱のう」で、フクロモモンガの成長基準日となります。

ひろ

よく「脱のう後〇日目」という表現を使いますね。

フクロモモンガの毛

フクロモモンガの毛について、以下のパーツの特徴をご紹介します。

  • フクロモモンガの毛
  • 体毛
  • しっぽ

順番に説明しますね。

フクロモモンガの体毛

フクロモモンガの体毛は、非常に柔らかくてふわふわしています。

茶・グレーのような色をしており、目の周辺&頭部からしっぽにかけて縞があります。

また、後述するしっぽと合わせて、毛並みやつやは健康のバロメータとされています。

ちなみにフクロモモンガにはたくさんのカラーバリエーションがあるので、興味あれば別記事をご覧ください。

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フクロモモンガのしっぽ

フクロモモンガのしっぽは非常に長くて、頭と胴体を合わせた長さと同じくらいです。

また柔軟性が高く、ピンッと張ったりくるくる巻いたり、自由自在に操ることが可能。

野生下では、木の枝に巻き付けて体のバランスをとったり、滑空するときに舵の役割を果たしているらしいですよ。

フクロモモンガの臭腺

フクロモモンガには、臭いづけするための分泌液を出す臭腺が存在します。

  • フクロモモンガ 臭腺の場所
  • おでこ
  • 胸の中心
  • 口の周り
  • 耳の内側
  • 手足の表面
  • 肛門

特にフクロモモンガのオスは、おでこの臭腺からでる分泌液をいろんな所にこすりつける習性があり、臭腺の周りにハゲができる特徴を持っています。

同様に、オスは胸の臭腺も頻繁にこすりつけるので、胸の臭腺の周りは少し黄色く変色していきます。

さいごに

今回は、フクロモモンガの体の特徴について部位ごとに説明をしました。

皆さんの参考になれば嬉しいです。

では、良いフクモモライフを!

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