フクロモモンガって多頭飼いしないとダメだ、かわいそうだって言われたけど本当かな?やっぱり1匹飼いしないほうがいいのかな?
こんなお悩みを解決します。
- 本記事の内容
- 1匹飼いで気を付けること
- 多頭飼いで気を付けること
- 1匹飼いと多頭飼い どちらがおすすめ?
- この記事を書いた人
以前僕のYoutubeチャンネルで、視聴者の方から「フクロモモンガを1匹飼いしてもいいのでしょうか?」と質問いただきました。
そこで本記事では、僕が1匹飼育・多頭飼育どちらも経験した上で、フクロモモンガの1匹飼育についてどう考えているかを説明します。
また1匹飼いと多頭飼いが、それぞれどんな方に向いているかも述べていきます。
フクモモの1匹飼いに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
結論:1匹飼いでも大丈夫!
僕はフクロモモンガは1匹飼いでも良いと考えています。
「1匹飼い=かわいそう」だと全く思いません。
1匹飼いか多頭飼いかは、飼い主さんがどのような飼育をしたいか次第です。
そんなこと言われたら、1匹飼いと多頭飼いどっちが私に合っているかわからない…
そんな方のために、1匹飼いと多頭飼いの違いをフクモモ視点と飼い主視点、それぞれの視点で比較してみました。
- 「1匹飼い」と「多頭飼い」の違い
1匹飼い | (同居) | 多頭飼い多頭飼い (別居) | |
視点 | フクモモ|||
住まい | |||
食事 | |||
精神状態 | |||
視点 | 飼い主|||
食事 | |||
掃除 | |||
コミュ | |||
臭い | |||
出費 | |||
繁殖 |
この表をもとに、1匹飼いの特徴を説明しますね。
フクロモモンガの1匹飼い 特徴
まずはフクロモモンガの1匹飼いの特徴を説明します。
個人的な考えですが、フクロモモンガの飼育自体に対して「メリット・デメリット」と使いたくありません。そこで以降は「オススメポイント・注意ポイント」という言葉で説明させていただきます。
1匹飼いのオススメポイント
フクロモモンガを1匹飼いするオススメポイントは以下の通りです。
- フクモモ1匹飼い おすすめポイント
- ケージ内の争いがない
- 食事や掃除の手間が少ない
- 1匹に愛情を注ぐことができる
- 出費が最小限に抑えられる
フクモモ視点では、1匹で飼うことでケージを広く使うことができ、食事中のケンカも心配する必要がありません。
飼い主視点では、1匹分の食事の用意・飼育用品の清掃の手間で済みますし、1匹に対して沢山の愛情を注いであげることができます。
飼育数が増えれば増えるほど1匹あたりと向き合う時間が減る…単純な話ですが割と忘れがちなことですね。
1匹飼いの注意ポイント
フクロモモンガを1匹飼いするときの注意ポイントは以下の通り。
- フクモモ1匹飼い 注意ポイント
- 寂しさによるストレスがたまる
- 繁殖はできない
野生のフクロモモンガは集団生活をしており、飼育下のフクモモにも同じ習性があるため、1匹飼いだと「寂しい」「退屈だ」という気持ちからストレスを感じてしまうと言われています。
ストレスは自傷行為(自咬症)や食欲不振を引き起こす要因となるんですよ。
フクモモの多頭飼いが推奨されている大きな理由はこれですね。
それでも僕は1匹飼いでも良いと思う
1匹飼いは寂しさによるストレスから自傷行為などを引き起こしやすいと言われています。
しかし、僕は以下2点の理由から1匹飼いでも良いと考えています。
- 僕が1匹飼いでも良いと思う理由
- 毎日フクモモと遊んだり触れ合ったりしてコミュニケーションを取れば問題ないと思っているから
- 1匹飼いよりも多頭飼育の方が注意点が多いから
実際に僕はフクモモ1匹飼いを1年以上していましたが、毎日一緒に遊んでいたおかげか自傷行為は一切おきませんでした。
飼い主さんがしっかりコミュニケーションを取ればいいんです!
フクモモの寂しさを和らげる方法は他にもあるので、良かったらこちらの記事も参考にしてください。
また1匹飼いよりも多頭飼いの方が注意すべきポイントが多いと個人的に考えています。
多頭飼いの注意ポイントについては、この後で詳しく解説しますねね。
参考:フクモモ1匹飼いしている方の情報
Twitterを見ると、フクロモモンガを1匹飼いしている方はたくさんいらっしゃいます。
以下は実際に1匹飼いしている方のブログ記事ですので、よかったらご覧ください。
フクロモモンガの多頭飼い 特徴
続いてフクロモモンガの多頭飼いの特徴を説明します。
多頭飼いのオススメポイント
フクロモモンガを多頭飼いするオススメポイントは以下の通りです。
- フクモモ多頭飼い おすすめポイント
- 仲間を増やして退屈させずにすむ
- 繁殖させることができる
フクモモ視点では、複数で集団生活することで「寂しい」「退屈だ」という気持ちが軽減されます。
飼い主視点では、オスメスのペアで飼育することで繁殖を試すことができます。
あとは飼い主のエゴですが「沢山の可愛いフクモモに囲まれて過ごすことができる」こともおすすめポイントですね。
多頭飼いの注意ポイント
フクロモモンガを多頭飼いするときの注意ポイントは以下の通り。
- フクモモ1匹飼い 注意ポイント
- 仲良くなるとは限らない
- 別居になると飼育用品が増える
- 1匹あたりと向き合う時間が減る
多頭飼いで一番注意すべきポイントが、フクモモ同士が仲良くなるとは限らないことです。
人間と同じようにフクモモ同士にも相性があります。
相性が良ければ寂しさによるストレスは軽減しますが、相性が悪いとケンカになり逆にストレスが増えてしまいます。
飼い主視点では、相性が悪いとケージでの同居は危険なので別居させる必要があり、飼育用品や食事・掃除など世話が増える可能性があります。
また飼育数が増えれば1匹あたりと向き合い愛情を注ぐ時間が減ってしまうことも注意が必要ですね。
多頭飼いがの注意点については別記事でもまとめているので、気になるかたはこちらをご覧ください。
参考:フクモモ多頭飼いの情報
フクロモモンガの多頭飼いについては、多くの方が注意点を発信しています。
以下はブリーダーさんの多頭飼いに関するブログ記事ですので、よかったらご覧ください。
1匹飼いと多頭飼い おすすめは?
以上踏まえて、1匹飼いと多頭飼いがどんな方に向いているかをまとめました。
- 1匹飼いがおすすめの方
- 飼育にあまり時間をかけられない方
- 今後ライフイベントが多くある方
- 多頭飼いがおすすめの方
- 飼育に時間をかける余裕がある方
- 繁殖させたい方
さいごに
本記事では、僕が1匹飼育・多頭飼育どちらも経験した上で、フクロモモンガの1匹飼育についてどう考えているかを解説しました。
1匹飼いか多頭飼いかは、飼育者さんの飼育環境・飼育方針によってご自身が決めるべきことです。
フクロモモンガの飼育に正解はありませんが、本記事が飼育方法に悩む方の一助になれれば幸いです。
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