
「フクロモモンガってどんな動物なんだろう?」「かわいいけど、ちゃんと飼えるのかな?」
そんな疑問や不安を抱えて、検索してきた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、実際にフクロモモンガを飼っている筆者が、性格・寿命・オスメスの違い・生活リズムなど、フクロモモンガの生態について、飼育初心者向けにわかりやすくまとめています。
「飼ってみたいけど不安」と悩んでいる方に、事前に知っておくと安心できる情報を、やさしくお届けします。
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実際にペットとして飼いたい!と思った方は、この記事でフクロモモンガの飼い方について学びましょう。
フクロモモンガの英語名・生息地・サイズ

| 学名 | Petaurus breviceps |
| 英語名 | Sugar glider |
| 分類 | 哺乳綱有袋類 |
| 生息地 | ニューギニア、オーストラリア北東部 |
| サイズ | 頭~胴体:約12~32cm しっぽ:15~48cm |
| 体重 | 約80~160g |
学名のPetaurus brevicepsは、Petaurus:綱渡り師 breviceps:短頭の という意味です。
英語では甘いものが好きで滑空することからSugar gliderといいます。
生息地は主に熱帯~亜熱帯で、かつてはアジアにもいたそうです。

サイズ・体重は個体差が大きいですが、およそ手のひらサイズの愛らしいサイズ感です。
フクロモモンガはカンガルーと同じ有袋類

フクロモモンガはカンガルーやコアラと同じ「有袋類」の動物で、メスはお腹の袋の中で子育てをします。
人間と同じくお腹の中に子供を宿しますが、うんと早い時期に出産をします。
出産直後にお腹の外にある袋に移動し、そこにある乳首から母乳を飲んで、ある程度大きくなるまで育てます。
大きくなって、袋から完全に出ることを「脱のう」といいます。
写真は脱のう前の状態で、2匹のベビーが袋の中にいます(黒いひものようなものがしっぽです)
フクロモモンガの性格
フクロモモンガの性格はこんな感じ。
- 社会性がある
- 警戒心が強い
- 懐くこともある
野生化では小さな群れで暮らしています。このことから多頭飼いにも向いている動物だといえます。
とはいえ相性の問題があるので、多頭飼いにも注意が必要です。

そして、警戒心が強いのも大きな特徴です。
大きな物音や、慣れていない人のにおいには激しく威嚇することもあります。

威嚇の際には、「ジジー!ギー!」と大きな鳴き声も発します。

ただ時間をかけて信頼を得ていけば、懐いてくれます。(時間のかかり方は個体差あり)
うちの子の場合、オスよりメスの子のほうがべったりと懐いてくれています。

手の中でリラックスしている様子はとても愛らしいです。
フクロモモンガは夜行性

フクロモモンガは夜行性なので、食事や遊びは夜の時間帯に行います。
クリっと大きな瞳は、暗闇の中でも周囲を見ることができます。
フクロモモンガの特徴的な体のパーツや働きは、この記事で紹介しています。

フクロモモンガのカラー

フクロモモンガのカラーは細かいものも合わせると20種類以上!
覚えきれませんよね…
有名な基本カラーはこの7種類です。
- ノーマル
- ホワイトフェイス
- モザイク
- リューシ
- プラチナ
- アルビノ
- クリミノ
毛色や目の色、模様で分けられます。
種類分けは複雑で、初心者さんだと最初はどの子がなんという種類なのか、判別がつかないと思います。
この記事に各カラーの定義と特徴を特徴をまとめているので、まずは自分の好みがどのカラーの子なのか学んでみましょう。

フクロモモンガの寿命は約10年
寿命は個体差がありますが、約10年と小動物にしては長いです。
一緒に生活する時間を長くもつことができます。
でも一方で、小さな命に最後まで寄り添う責任が大きくなることを忘れてはいけません。
フクモモが健康に、幸せに生きられるためのサポートを知っておきましょう。

フクロモモンガは独特な臭いがある
フクモモは習性として、臭腺からの分泌物や尿をいろいろな場所につけるのが大好きです。
オスとメスで臭いに差があり、人によってはかなり苦手な臭いかもしれません。
飼い始めてから「こんなはずじゃなかった…!」とならないように、臭いの程度は理解しておきましょう。

フクロモモンガの知識が学べるおすすめ書籍
フクロモモンガの飼育に関する書籍はたくさん発売されていますが、中でもぼくのおすすめはこの「フクロモモンガ完全飼育」です。
沢山の写真とイラストでとてもわかりやすくフクロモモンガのことをまとめてくれています。
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